岡田武史氏 気負う主将・吉田麻也を危惧「そこまで背負わなくても」「逆に心配」

吉田麻也(東スポWeb)

カタールW杯アジア最終予選B組の日本は16日(日本時間17日)、アウェーでオマーンに1―0で勝利した。同戦を中継したスポーツ動画配信大手「DAZN」でゲスト解説を務めた元日本代表監督の岡田武史氏(65)はキャプテンのDF吉田麻也(33=サンプドリア)動向を不安視した。

勝利した直後、テレビインタビューに応じた吉田麻也のコメントをスタジオで聞いていた岡田氏は、感想を求められると「素直に喜んでいる、そんな感じのコメントをしていた。監督みたいなコメントしている」と指摘。その上で「あとの2人(伊東純也と三笘薫)はもっと面白いコメントしてよ」と話していた。

そんな中、2度W杯で指揮した名将は吉田に関してはかねて不安を感じているという。

「彼(吉田)のコメントを聞いていると、チームを背負っている感じがして逆に心配なんだよ。W杯に行けなかった責任取って〝代表やめる〟とか…たいしたものですよ。でも、そこまで背負わなくてもいいんじゃないかな」と語っていた。

W杯アジア最終予選に臨んでいる日本はホームで迎えた初戦でオマーンに敗れるなど、スタートダッシュに失敗。大きく出遅れた。主将として低迷した責任を感じ、悲壮な決意で臨んでいる代表キャプテンがプレッシャーに押しつぶされることを懸念していた。

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