環境負荷低減目標策定に関するお知らせ

2021年11月15日
東リ株式会社

東リグループの環境負荷低減目標策定に関するお知らせ

東リ株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:永嶋元博)は、長期ビジョン<TOLI VISION 2030>を掲げ、経済的価値の拡大に加え、持続可能な社会の実現に向けた社会的価値の拡大を図り、東リグループ企業価値の最大化を目指しています。<TOLI VISION 2030>実現に向け、2021年4月より中期経営計画「SHINKA Plus ONE」(2021~2023年度)において、環境負荷低減目標としてリサイクル率・産業廃棄物排出量削減目標を設定し事業活動を推進しています。また、CO₂排出量削減目標等の長期目標につきましては、「SHINKA Plus ONE」初年度中に策定し開示することとしていました。

この度、事業活動・サプライチェーンにおける環境負荷の定量把握と評価をさらに進め、CO₂排出量削減目標および長期のリサイクル率・産業廃棄物排出量削減目標を新たに設定しました。長期的な環境負荷低減目標達成に向け、地球環境保全に対する具体的な取り組みを積極的に実施いたします。

東リグループは2050年度のカーボンニュートラル社会の実現に向け、更なる環境負荷低減に向けた技術開発やCO₂排出量削減活動にも取り組んでいきます。

(1)CO₂排出量削減目標

事業活動におけるCO₂排出量を2030年度までに30%削減(2020年度比)することを目標としました。CO₂排出量削減目標達成に向けて、省エネ活動の推進や生産・輸配送の効率化、省エネルギー設備の積極的な導入、商品の軽量化による輸送エネルギーの削減、社用車のEV車等への切り替えなど、エネルギー使用量の削減に努めます。

今後も持続可能な社会の実現に向けて、更なるCO₂排出量削減への取り組みを推進していきます。

(2)リサイクル率目標・産業廃棄物排出量削減目標

「SHINKA Plus ONE」において、事業活動におけるリサイクル率・産業廃棄物排出量削減目標を設定し、循環型社会の形成に向けた取り組みを推進しています。さらに、長期的な環境負荷低減目標として、2030年度までにリサイクル率90%以上・産業廃棄物排出量60%以上削減(2019年度比)を新たに設定しました。生産工程で発生する端材や廃止品等のリサイクル率をさらに高める技術の確立、リサイクル設備の増強、原材料使用量の低減技術の進化など、省資源への取り組みを推進していきます。

そして、ナイロン原糸紡糸設備の拡充による川上技術の取り込みや使用済み商品を回収し原材料へ還元する取り組み、再生原材料の活用、高耐久商品の開発、ワックスメンテナンス不要商品の拡充など、サプライチェーンにおける産業廃棄物排出量削減・CO₂排出量削減(スコープ3※1)にも努めます。

※1 ス コ ー プ 1 :東リグループの燃料使用にともなう直接排出

ス コ ー プ 2 :東リグループが他社から購入した電気の使用にともなう間接排出

ス コ ー プ 3 :スコープ1・スコープ2以外の事業活動にともなう他社の間接排出

※2 リ サ イ ク ル 率 :東リグループ国内主要生産拠点・東リ物流(株)および本社の排出物に占めるグループ内リサイクル+有価リサイクルの割合

※3 産業廃棄物排出量:東リグループ国内主要生産拠点・東リ物流(株)および本社の排出物のうち、グループ内リサイクル+有価リサイクル以外の排出物

<関連するSDGs>