【九州場所】御嶽海が逸ノ城を下し4連勝 好調維持に「気分がいい」

御嶽海(東スポWeb)

安定感を発揮して大関取りにつなげる――。大相撲九州場所4日目(17日、福岡国際センター)、関脇御嶽海(28=出羽海)が、小結逸ノ城(28=湊)を押し出しで下し、初日から4連勝を決めた。

冷静に右に回り込みながら攻め、最後も落ち着いて相手を土俵外へ。直近2場所で連敗している相手に勝利し、昨年7月場所以来の4連勝発進とし「(直近2場所の負けは)意識はしたが、差させなければ大丈夫と思って落ち着いてできた」と手応えを語った。

今場所で関脇在位17場所の実力者だが、三役としての2桁白星が4度のみなど安定感のなさを疑問視されてきた。今年も10勝以上は5月の夏場所だけと流れは変わっていない。それでも場所前には「何年も(ファン)を待たせている」と期待される大関への基盤つくりに、強い意欲を見せていた。

そんな中で好調を維持し「気分がいい。この気分のいい感じを中盤戦につなげていきたい。しっかり自分の相撲をやっていきたい」ときっぱり。最後まで安定感を維持できるか。

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