「ベストアーティスト2021」Awesome City Clubのターニングポイントは「映画『花束みたいな恋をした』との出合いで、『勿忘』が描けたこと」

現在放送中の日本テレビ系音楽の祭典「ベストアーティスト2021」(午後7:00)では、総合司会を務める櫻井翔のピアノ演奏で幕を開け、全36組の豪華アーティストが千葉・幕張メッセに集結し、スペシャルパフォーマンスを披露している。また、5年ぶりに出演となった桑田佳祐や、名場面などの秘蔵映像を大放出するジャニーズ特別企画などが、20周年を迎えた4時間の生放送を盛り上げる。

バイオリニスト・宮本笑里とのコラボレーションで「勿忘」を披露したAwesome City Club。ステージを振り返ったモリシーは「宮本笑里さんが素晴らしかったです。(共演は)初なので、すごいなって思いました」と率直な感想を明かしたほか、PORINは「宮本さんはすごくすてきな方でしたし、とてもいい経験をさせていただけました」と語った。

さらに、今年目まぐるしい活躍を見せた彼らに、グループとしてのターニングポイントを聞くと、PORINが菅田将暉と有村架純がダブル主演を務め「勿忘」がインスパイアソングとして起用された映画「花束みたいな恋をした」を挙げ、「映画『花束みたいな恋をした』との出合いで、『勿忘』が描けたことは自分たちの分岐点だったと思う」と述べた。

最後に、グループとして実現したいことについて、atagiが「3人それぞれが持っている魅力があると思っていて、その魅力を今よりさらに、曲の中で存分に発揮できるようになりたいですね。歌っている2人は声質やカルチャーのバックグラウンドがそれぞれ違いますし、モリシーはいい意味でアクがあるギタリストで、プレーは誰が聞いても素晴らしいです。そのよさを最大限発揮できたらAwesome City Clubがもっともっと大きくなれる気がしますね」と話すと、モリシーが「うれしいですね。ありがとうございます」とコメント。

続けて「3人がそれぞれの色を出せてこそAwesome City Clubというところはあるので、その色がより出て強くなればと思いますね」(モリシー)、「音楽が好きで(音楽に)向き合って生活している毎日の中で、みんなにも『音楽ってこんなにすてきなものなんだ』って伝えられたらと思います。皆さんの生活に寄り添えるような楽曲を作っていきたいなと思っています」(PORIN)とそれぞれが展望を語った。

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