フィギュア高橋大輔に米メディアも絶賛!「前例のないミッションを実現させそうだ」

米メディアも絶賛!(東スポWeb)

フィギュアスケートのアイスダンスで北京五輪出場を目指す高橋大輔(35=関大KFSC)に対し、米メディアが熱視線を送っている。

男子シングルで2010年バンクーバー五輪銅メダルをはじめ世界選手権&グランプリ(GP)ファイナル制覇など数々のタイトルを獲得した高橋。一度は引退したものの18年に現役復帰し、20年からアイスダンスに転向する異例の決断を下した。村元哉中(28=関大KFSC)との〝かなだいカップル〟は結成2季目を迎えたが、驚異的な進化を見せ、前例ない偉業を達成しようとしている。

14日に閉幕したグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(代々木第1体育館)のアイスダンスでは日本歴代最高得点をマークして6位。北京五輪出場1枠を争う同種目の〝先輩〟でもある小松原美里&尊(倉敷FSC)に勝利し、最終選考会となる12月の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)を前に一歩リードした。何より2年目とは思えぬ演技内容で多くのフィギュア関係者のド肝を抜いた。

この状況を海外メディアも大々的に報じている。米放送局「NBCスポーツ」は2人が演技後に抱き合った写真を掲載しつつ「ダイスケ・タカハシが前例のないミッションを実現させそうだ」との見出し。NHK杯での躍動を詳報しつつ、仮に北京五輪に出場した場合に「シングルとアイスダンスの両方でオリンピックに出場した初のフィギュアスケーターになる」と記述。さらに同メディアは「高橋はアイスダンスの競技経験がゼロの状態から日本一になった」「もうすぐ36歳になる彼は過去25年間のフィギュアスケーターの中で2番目に高齢となる」などとつづり、大きな関心を寄せている。

かなだいは18日開幕のチャレンジャーシリーズ「ワルシャワカップ」(ポーランド)に出場予定。その後、全日本選手権で北京五輪代表のイスを争う。フィギュア史上初の快挙となれば、さらに「ダイスケ」の名前は世界に広まるだろう。

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