新型コロナウイルス禍で神奈川大学(横浜市神奈川区)に出向している日本航空の客室乗務員(CA)がデザインした横浜スカーフが、市のふるさと納税の返礼品に採用された。市の花であるバラをモチーフに、みなとみらい21(MM21)地区など横浜の名所の風景が花びらに描かれている。
横浜スカーフは、1859年の横浜開港後、生糸輸出の隆盛を受けて生まれた地場産業。同大に出向中のCA5人が、「地域振興のために何かできないか」と考え、業務で身に着けていたスカーフに着目した。横浜繊維振興会の協力を得て、商品化が実現した。
オリジナルスカーフは絹製で縦横88センチ。横浜伝統工芸技術である「手捺染(てなっせん)」を用いている。ふるさと納税の寄付金額3万6千円の返礼品で、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受け付けている。12月中旬ごろ、同大オンラインショップでも販売される予定。