元上司から暴言や暴行・・・抑うつ状態に 機動隊パワハラ訴訟、和解へ 賠償金450万円

 2015年に県警機動隊の隊員だった男性が、上司だった元小隊長の男性から暴言や暴行を受け、抑うつ状態などが生じたとして、元小隊長と県側に損害賠償を求めた訴訟で、元小隊長と県側が男性に計450万円を支払うことなどで和解する方針であることが17日、分かった。県議会11月定例会に関連議案を提出予定で、可決されれば和解する見通し。

 県によると、県側は安全配慮義務違反は認められないと主張していたが、那覇地裁は元小隊長の暴行や暴言が主な要因で原告の心身に不調が生じたとし、県側が一定の責任を負うと指摘。和解金の支払いや、再発防止などを盛り込んだ和解を勧告した。

 提訴は19年4月。訴状によると、男性は15年4月から機動隊の小隊に配属された。同年4月から8月にかけて、元小隊長から顔を平手打ちされたり、太ももを蹴られたりしたという。

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