【新型コロナ】ベルギー、3回目接種拡大 10月中旬より感染再拡大本格化

 ベルギー政府は17日、一般への新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を始めると発表した。人口の75%がすでに接種完了しているが、10月中旬から新規感染者数が再び増えこれまでのピークに近づきつつあり、これ以上の感染拡大を防ぐため。テレワークを義務化するなどの規制強化も同時に行う。

直近の新規感染者数、週平均12,000人突破

 ベルギーではすでに成人の87%、人口の75%がワクチン接種を完了しているが、10月半ばから1日あたりの新規感染者数が再び増加に転じ、11月8日の新規感染者数が24,000人を突破するなど、増加ペースが本格化している。11月第2週に入ると毎日1万人以上となっており、週平均でも12,000人を越えている。

 ベルギー政府ではこれを受け、感染症が流行するとされる冬を前にこれ以上の感染拡大を防ぐため、高齢者のみに限っていた3回目接種の制限を撤廃した。またこのほかにマスク着用義務の対象を拡大し、テレワークを義務化することも決めた。原則在宅勤務とし、出社は週1回のみ認めるという。

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