【天神橋筋六丁目】本場台湾の味そのもの!「南所豆花」でいただく豆花が絶品

「南所豆花(ナンショトウファ)」(大阪市北区本庄東)があるのは、Osaka Metro「天神橋筋六丁目駅」から徒歩10分ほどの場所。周りは落ち着いた住宅街で、のんびりとした空気感を楽しみながらお散歩感覚で行きたいです。

鮮やかなネオンが目印!

「本場の味を大阪へ」とオープンしたお店

台南出身のオーナーは日本文化や日本食が大好きとあって、地元台南では日本風の牛丼店を経営していた人物。経営を続ける中で「やっぱり日本に行きたい!」と一念発起し、2020年4月に同店を立ち上げました。

ガラス張りから光がたっぷり差し込む心地よい店内

本場のおいしさを大阪の人に味わってもらいたいと、材料はほとんど台湾から仕入れたものを使用。豆乳だけは鮮度の関係で国産ですが、無添加手作り豆腐で有名な南森町の「前田豆腐店」で特別に仕立ててもらったものを使っています。

メニューは「豆花(トウファ)」をはじめ、「台湾かき氷」や「センソウゼリー」「愛玉子」など台湾スイーツがずらりと並びます。気軽に海外旅行できない今、食べている間は台湾の雰囲気にどっぷり浸れそう。

好きなトッピング4つを選べる「南所豆花」

同店人気No.1のメニューは、店名と同じ「南所豆花」(759円)。プレーンの豆花に4つのトッピングが選べ、自分好みの豆花が仕立てられます。トッピングはどれも台湾の伝統的なものばかりで、お豆やナッツやお芋など、「たしかに台湾で食べたことある!」と思えるものが揃います。なお、トッピングは1つ80円で追加も可能です。

10種類ほどのトッピングはすべて手作り。ピーナツは丁寧に皮を剥いた後に浸水させ、ゆっくり炊き上げたもので、ふにゅっと崩れる食感が魅力。お豆も豆花のふわりととろけるような食感とのバランスを取るため、とろとろになるまで煮込みます。

今回チョイスしたトッピングは、左からフンクエ、ピーナツ、タロイモペースト、金時豆。フンクエは台湾風わらび餅のような伝統的な甘味で、タロイモはねっちりもっちりの食感が楽しめます。

日本で食べられる豆花には黒蜜が添えられていることが多いですが、実は台湾の豆花のシロップは黒蜜でないことがほとんど。同店では本場の味を大切に、赤糖など3種類のお砂糖をブレンドして仕立てたほどよい甘さのシロップを別添えにし、スープのようにたっぷりとかけるスタイルで提供します。

ひと口いただいて、やさしい味わいに思わずホッと和んでしまいました。口に入れた瞬間にふんわりとろけていく豆花の食感と、鼻に抜ける豆乳の香りもたまりません。豆花とフンクエ、豆花とピーナツと、トッピングごとに異なる味が楽しめるのもまた楽しいところ。甘味よりも素材そのものの味が際立つので、お椀にたっぷり盛られていてもあっという間に食べてしまえるおいしさでした。

これから冬にかけては、温かい豆花も登場予定。お腹も心も温まる味わいに存分に癒やされたいです。

麺茶のトッピングが新鮮!「南所プリン」

同店オリジナルの「南所プリン(440円)」も人気メニューのひとつ。卵とミルクで仕立てたシンプルな味わいと、ほどよく硬めの食感がクセになる一品です。

麦を炒って粉状にした麺茶(めんちゃ)という台湾伝統の材料をトッピングしているのが特徴です。ちなみにこの粉に砂糖を加え、お湯で練って食べるのが現地での一般的な食べ方なのだとか。

プリンだけでもとてもおいしいのですが、香ばしい麺茶とともに味わえばさらに奥深い味わいに! カラメルの香ばしさとも相まって、大人味のプリンが堪能できました。

台湾スイーツが大好きな方はぜひ!

本場の味にとことんこだわり、材料も作り方も現地に沿って仕立てる「南所豆花」のスイーツたち。かつて台湾旅行で食べた「あの味」がまさによみがえり、懐かしさとともに口福のひと時が満喫できました。

  • 台湾スイーツが大好き
  • 気軽に旅行気分を味わいたい
  • おしゃれなカフェでゆったりくつろぎたい

という人にはとくにおすすめです。おいしくてルックスも魅力の台湾スイーツをたっぷり味わって!

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