北暖西冷 西日本~沖縄は西から寒気流れ込みやすい 気象庁1か月予報

気象庁は18日(木)、向こう1か月(11/20~12/19)の天候の見通しを発表した。  西日本と沖縄・奄美は寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は低い見込み。一方、北日本は気温が高く、特に期間の前半はかなり高くなる可能性があるが、低気圧や前線が通りやすい影響で、降水量は平年並みか多くなりそうだ。

 1週目(11/20~11/26) 暖かい空気が流れ込みやすい北・東日本は高温傾向、大陸からの寒気の影響を受けやすい沖縄・奄美は低温でかなり低くなる見込み。また、全国的に低気圧や前線の影響を受けやすく多雨傾向となりそうだ。  2週目(11/27~12/3) 日本付近は北からの寒気の南下は弱いが、西からの寒気が入りやすい傾向が続く。このため、東・西日本、沖縄・奄美は低温傾向が見込まれる。  3~4週目(12/4~12/17) 大陸からの寒気の影響を受けやすい西日本と沖縄・奄美は低温傾向だが、寒気の影響を受けにくい北日本は高温傾向が見込まれる。

北海道に「高温に関する早期天候情報」

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 北海道は向こう2週間、暖かい空気が流れ込みやすいため、気温が平年並みか平年より高い日が多く、特に27日(土)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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