武田真治がミュージカルへの思い語る「自分にとっての戦うリング」 市村正親とWキャスト

ミュージカルへの意気込みを語った武田(東スポWeb)

俳優・武田真治(48)が18日、大阪市内でミュージカル「オリバー!」(12月4日~14日、梅田芸術劇場メインホール)の取材会に登場した。

チャールズ・ディケンズの長編小説「オリバー・ツイスト」を原作に、ライオネル・バートが生み出した名作ミュージカル。武田は市村正親とのダブルキャストで、子供だけのすり集団の元締めフェイギンを演じる。

市村はプロデューサーのキャメロン・マッキントッシュが直々のご指名。一方、オーディションを経てキャスティングが決まった武田は「市村さんの作品に何度か出演させていただいたので、自分がオーディションを勝ち取って恩返しするべきだと思った。死に物狂いで取り組みました。合格の返事が来たときは涙が出るほどうれしかった」と振り返り、〝師匠〟と呼ぶ市村とのダブルキャストを喜んだ。

市村からは「全然違うフェイギンになっていい」と声をかけられていたそうで、「偉大な先輩と同じ役を作っていく過程を見れるなんてとてつもなく贅沢と思い、なるべくコピーしたいと思ったが、全然違うフェインギンになった。まねしようとしても違ってくるし、そう言ってくださったので気は楽でしたね」と市村の配慮に感謝した。

武田といえば、NHK紅白歌合戦で〝筋肉サックス〟を披露し話題を呼んだこともあったが、「紅白に上がらせていただいたのは貴重な経験で人生のご褒美」とニッコリ。

続けて「舞台でこんな素晴らしい役に出会えたのも人生のご褒美。ここで行われることが自分の血や肉になると思うし、自分にとっての戦うリングだと思う」と舞台にかける思いを打ち明けた。

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