小松空港売店2店撤退 日航グループ、1月 テナント半数超空く 福井県アンテナ店も

来年1月末をめどに撤退するブルースカイゲートショップ=小松空港

  ●コロナ禍で経営悪化

 小松空港ターミナルビルで営業する日本航空グループの売店「ブルースカイ」2店舗が来年1月末をめどに閉店することが18日、分かった。2013年の開業後、赤字がかさんでいた。福井県アンテナショップも1月末に撤退する。コロナ禍で航空需要が低迷する中、今年3月には全日本空輸グループの売店2店舗も同ビルでの営業継続を断念しており、ビルの空きテナントは賃貸部分の52%を占めることになる。

 閉店するブルースカイの店舗は、国内線出発ロビーにある「出発ロビー店」と国内線搭乗待合室の「ゲートショップ」。いずれもビル2階にあり、土産品や書籍などを扱う。

 全国26空港でブルースカイを運営するJALUXエアポート(東京)の担当者は「厳しい経営が続き、努力してきたが、黒字化のめどが立たなかった。閉店は断腸の思いだ」と話した。

 同ビルで売店を展開していた全日空グループの「ANAフェスタ」は、北陸新幹線金沢開業やコロナ禍の影響を理由に撤退。2階の「カフェ&ダイニング空門」も昨年閉店した。

 ビルを運営する北陸エアターミナルビル(小松市)の4~9月期の売店売上高は、国内線の乗客数が伸び、前年同期比51.7%増の9290万円となったが、コロナ前の4割程度にとどまっている。

 岡田靖弘社長は「ブルースカイの閉店は残念だが、航空業界が厳しい中では仕方がない。乗客は徐々に戻っており、コロナ後を見据えてテナント誘致の働き掛けを強めたい」と語った。

© 株式会社北國新聞社