北日本は傘の出番　夜は雪に変わる所も

　低気圧や前線が北日本を通過する影響で、北海道や東北北部ではスッキリしない天気となる。午前中は一部で雨が降るくらいだが、午後は次第に広い範囲に雨雲がかかり、日本海側を中心に雷を伴う所がありそうだ。

　低気圧や前線が通過したあとは強い寒気が流れ込むため、夜になると、北海道の雨は雪に変わる見通し。風も強まり、場所によっては非常に強く吹く所もあるため、暴風や高波に注意、警戒が必要だ。

　また、山地ではあすにかけて大雪のおそれがあり、平地でも雪やみぞれとなるため、札幌など初雪の発表があるかもしれない。

　東北南部や北陸でも、夜は一部で雨が降る可能性がある。

東・西日本は晴れ　部分月食も好条件

　一方、東日本や西日本は高気圧に覆われるため、広い範囲で晴れそうだ。気温は20℃前後まで上がって、昼間は過ごしやすい陽気となる見込み。

　また、夕方から夜にかけて起こる部分月食も、このエリアでは見られる所が多くなりそうだ。

　ただ、夜は冷え込みが強まるため、観測する際は寒さ対策が必要となる。

　なお、月食は午後4時18分頃から始まり、大部分の地域で月が欠けた状態で昇ってくる。

　月が最も大きく欠けるのは午後6時3分頃。

（気象予報士・多胡安那）