警戒レベル2に下がる 沖縄県内コロナ 新規感染者2日連続ゼロ(11月19日朝)

 沖縄県は18日、新型コロナウイルスの新規感染者がゼロだったと報告した。新規感染者ゼロは2日連続。直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は0.74人となり、約9カ月ぶりに全国平均0.91人を下回り、全国16位になった。県内の総合的な警戒レベルを第3段階(感染流行期)から第2段階(流行警戒期)に引き下げることも発表した。第2段階になるのは20年7月30日以来、約1年3カ月ぶり。

 県は新型コロナウイルス感染症対策本部会議を書面持ち回りで開催し、警戒レベル引き下げを決めた。糸数公医療技監は「10月までの時短措置が終わり、新規陽性者や療養者数が低下している。医療提供体制も改善している。警戒レベルの判断指標と総合的な判断から引き下げた」と説明した。

 国が近く感染対策の指針「基本的対処方針」を改定する予定で、県は内容を踏まえた上で来週以降、第2段階引き下げに伴う対処方針を決定する予定だ。

 クラスター(感染者集団)は8月に確認された家庭内5人の感染が報告された。米軍関係は嘉手納基地で2人の感染報告があった。

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