MVP発表 アは満票で大谷翔平、ナはハーパーが2度目の受賞

日本時間11月19日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票で決まる両リーグの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグはブライス・ハーパー(フィリーズ)が選ばれた。大谷は30人の投票者全員から1位票を獲得し、ア・リーグでは2014年のマイク・トラウト(エンゼルス)以来7年ぶり、史上11人目となる満票での受賞。ハーパーはフアン・ソト(ナショナルズ)らとの接戦を制し、ナショナルズ時代の2015年以来2度目の受賞となった。

大谷は打者として155試合に出場して打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.965、投手として23試合に先発して9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。二刀流の大活躍で球界に大きなインパクトを与え、指名打者としては史上初、日本人選手としては2001年のイチロー(マリナーズ)以来2人目となるMVPに輝いた。対抗馬とみられていたブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)は2位票を29票、3位票を1票獲得して2位。マーカス・セミエン(ブルージェイズ)が3位に入り、ゲレーロJr.と並ぶ48本塁打で本塁打王のタイトルを手にしたサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は7位にとどまった。

ハーパーは141試合に出場して打率.309、35本塁打、84打点、13盗塁、OPS1.044の好成績をマーク。異なる2チームでMVPを受賞するのはジミー・フォックス、フランク・ロビンソン、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスに次ぐ史上5人目の快挙となった。ハーパーは1位票17票を含む348ポイントを獲得。ソトが1位票6票を含む274ポイントで2位、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が1位票2票を含む244ポイントで3位、ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)が1位票4票を含む213ポイントで4位となり、首位打者と盗塁王の二冠に輝いたトレイ・ターナー(ナショナルズ/ドジャース)は1位票1票を含む185ポイントで5位だった。

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