石木ダム県道付け替え工事 新たに2工区に着手 水没予定地またぐ橋など

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 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダムの県道付け替え道路工事で、県が今月から新たに石木川上流部の2工区(1.7キロ)の整備に着手したことが18日、分かった。水没予定地をまたぐ橋などを含む。これまではダム本体予定地付近の1工区(1.1キロ)で進めてきた。
 付け替え道路は、水没する嬉野川棚線に替わり、石木地区と木場地区を結ぶ全長約3.1キロ。▽現在の県道を拡幅した300メートル(完成)▽1工区▽2工区-で構成する。
 新たに着手した2工区は、水没予定地をまたぐ形で四つの橋を建設する。最初に着工した橋は長さ133メートル。橋脚3本のうち1本(高さ26.5メートル)について先月、落札業者と契約を結び、今月から周辺の伐採を始めた。工期は来年7月24日まで。
 残りの橋脚や道路は、進捗(しんちょく)状況を見ながら順次入札を行う。県石木ダム建設事務所は「(石木ダム全体の)2025年度完成に向けて、粛々と工事を進めたい」としている。
 1工区は、反対住民が座り込みを続けている場所を含む約140メートルの区間が未完成。他の区間は舗装を終えている。