部分月食 広い範囲で観測チャンス

きょうは部分月食が起きる日です。
月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象。今回は部分月食ですが、月の大部分が影の中に入り込むため、ほぼ皆既月食状態となります。
月が欠けると言っても、普段の月の満ち欠けとは少し欠け方が違います。月食は「月を食べる」と書くように、イメージ的には丸いクッキーが端から徐々にかじられていくような感じです。
今回の月食は午後4時18分頃から月が欠け始め、最も大きく欠ける食の最大は午後6時3分頃。
月食は月が見える場所であればどこでも同時に起こりますが、高度が低いため、高い建物などに邪魔されてしまう可能性があります。東側の空で、開けた所、見通しがいい所を狙って観測しましょう。
肝心の天気は東日本や西日本では広い範囲で晴れて、東北も太平洋側ではチャンスがありそうです。ただ、月食の時間帯はだいぶ冷えてきますので、寒さ対策が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:19日の天気予報。

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