【新日本】『SUPER Jr.28』デスペラードがワトに勝利で初日!HOTの乱入に警戒の田口監督もEVILらは現れず…11.18 長野<全試合結果>

新日本プロレスは11月18日(木)『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』第5戦を開催。
今大会では『BEST OF THE SUPER Jr.28』の公式戦の3回戦を含む、全7試合が行われた。

メインではIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードとマスター・ワトが対戦。ヌメロ・ドスでワトに勝利したデスペラードは

「公式戦、3日目にしてやっと初日が出ました。で、1勝2敗のチャンピオン様はこっから連戦連勝だ。」とマイクで王者の巻き返しを訴えた。

House of Tortureの東郷、裕二郎、EVILの乱入に警戒を強めながらSHOとの試合に臨んだ田口隆祐だったが、3人は現れず…バックステージコメントで悔しさを現した。

金丸義信と対戦した高橋ヒロムは名も無きヒロムロールで丸め込みスリーカウントを奪取するも、金丸は「カウント2だろ」と猛抗議。果たしてこの星の差が最終的にどの様な結果につながるのか、注目だ。

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』
日時:2021年11月18日(木) 17:30開場 18:30開始
会場:長野・長野運動公園総合体育館
観衆:549人

<試合結果>

▼第1試合 10分1本勝負
△中島佑斗 vs 藤田晃生 △
10分00秒 時間切れ引き分け

■試合後バックステージコメント

中島「ああ、クソッ!俺が一番最初に勝利を挙げるっていう、危機感が一番強いよ、俺が。後輩に先越されて、もう巻き返すには、最初に勝つしかねぇんだ。ああ、クソッ。次、愛知(11.21名古屋)、(対戦相手は)大岩か。あいつの地元で、あいつに恥かかせてやる、クソッ」

藤田「(※ガックリ肩を落として)今日も、引き分けでした。今の自分に、足りないものがまだまだあります。ヤングライオンで一番になると雨に、もっともっと練習します。自分が一番になります。ありがとうございました」

▼第2試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
✖ DOUKI vs エル・ファンタズモ〇
(2勝1敗=4点) (1勝2敗=2点)
9分40秒 CRⅡ→体固め

■試合後バックステージコメント

ファンタズモ「(※少しの間、壁にもたれていたがカメラに顔を近づけながら)今日は立って話すぞ。このコメントを見てるオマエら、いいかよく聞け。リバース・スイープ(eスポーツなどで全敗マッチポイントからの逆転勝利を意味する)だ!ここから一気に巻き返していくぞ!それも誰の力も借りず、オレ1人でな!(※控室に戻るも、足を引きずりながら)痛ぇ!」

DOUKI「(※フロアに崩れ落ちて)クソッ……靴とか、マスクばっか気にして、大事なこと忘れてたよ。ファンタズモは、普通に実力のある選手だってことを。なんか、最初から最後まで、ペースつかめなかった。まだ1敗だ。次だな、次……」

▼第3試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
✖ YOH vs BUSHI〇
(0勝3敗=0点) (2勝1敗=4点)
10分32秒 ブシロール

■試合後バックステージコメント

BUSHI「ずいぶんと久しぶりに、リングで会ったじゃねぇか、小松。ええ、時間あけてみろ?自分の都合で時間なんか作ってみろ。この新日本のリング、存在なんか忘れられちまうよ。ええ?とはいえ、今日、危なかったな。でもなんとか、勝ったんだよ、俺が。このイメージのまま、このままいくぞ」

YOH「(※自身の左胸を指し、無言で何度も小さくうなずいて)わかった。わかったぜ。俺の、分岐点がな……」

▼第4試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
✖ 田口隆祐 vs SHO〇
(1勝2敗=2点) (3勝0敗=6点)
14分42秒 ショックアロー→エビ固め

■試合後バックステージコメント

SHO「だから言っただろ、オイ。もう全員だ、俺にとっちゃ、このリーグに出てるヤツ全員だ。俺にとっちゃ、ただの“カカシ”ですな。俺の手にかかりゃ、全員、瞬きする間に終わらせてやる。な?これであいつも、俺の死体コレクションだ。腐らねぇように、塩で漬けといてやるよ。タグ漬けだ」

田口「(※崩れ落ち、フロアに仰向けになって)おぉぉぉぉぉ!東郷、裕二郎、EVIL……いつ来んだ、来んのか思たら、来んのか思たら、来ぇへんのかい!来んのか思たら、来んのか思たら、長野、来ぇへんのかい……。チキショー……。デスペ(ラード)、ヒロムには必要で、田口には必要ねぇってか?(※しばらくの沈黙ののち)チキショー!(※上半身を起こして)キチショーめ!なんて日だ!クソッ!なんて日だ!」

➡次ページ(後半戦)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

▼第5試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
✖ ロビー・イーグルス vs 石森太二〇
(1勝2敗=2点) (2勝1敗=4点)
13分26秒 Bone Lock

■試合後バックステージコメント

石森「(※フロアに座り込んで)ロビー、オマエいつだか、『お前たちが持ったジュニアタッグのベルト、今、俺たちが持ってるぞ。悔しいだろ?』って(言ってた)な。ハッキリ言ってやるよ。全っ然だ。今日の結果といっしょで、俺たちはな、あのベルト、すぐ取り戻せる自信(あるからな)……。でも、お前のその、照準に合わせてダメージを重ねてく、その戦術はなかなかだよ。俺には及ばないけどな、クックック……。次(の公式戦の相手)は、マスター・ワト?マスター!グランドマスター!何をマスターしてんのかわからないけど……。まぁでも、開幕戦で俺のパートナー、ファンタズモからな、(白星を)取ってるからな、油断はできない。ただ、今、ジュニアNo.1を決める大会中だっていうのに、ジュニアタッグを欲しがる余裕なんて、今のお前にはないだろ?まぁ、名古屋では俺に何か爪痕を残せるように、全力で向かってこい」

ロビー「(※左腕を支えるようにしながら引き揚げてきて)クソ、BULLET CLUBのヤツらめ……。(※怒りをあらわにしながら額のバンダナを外す)バンダナしてない方が良いって?オーケイ、バンダナなしはこんな感じだ。でも着けてないと、裸みたいで落ち着かないんだよ。オレを育ててくれたトレーナーに敬意を示してバンダナを着けてるんだ。2008年にこのプロレス界に入って以来、バンダナはオレのシンボルだ。オレはかつて、イシモリのタッグパートナーとしてこのニュージャパンのリングに来た。でも見れば明らかのように、オレたちはもうパートナーではない。ファンタズモが現れて以来、イシモリはアッサリとアイツの方を選んだ。ヘッドバンガーの野郎……。イシモリ、今日もいつも通りお前に勝てなかった。次は?腕と首が次の試合に支障を来たすと困るから、タップアウトするしかなかった。次は、ファンタズモ、オマエだ!2年ぶりのシングル対決だ!シアトルの『SUPER J-CUP』戦は一瞬も忘れたことはない。それからタッグマッチでもオマエは毎回レフェリーの目を盗んで、汚い手を使ってきた!TOO SWEETでもなんでもしてればいいけど、最後に3カウントかタップアウトで、オレがオマエに勝つ!」

▼第6試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
〇 高橋ヒロム vs 金丸義信 ✖
(2勝1敗=4点) (2勝1敗=4点)
14分24秒 名も無きヒロムロール

■試合後バックステージコメント

ヒロム「(※足を引きずりながら引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くや座り込む)痛ぇ……痛ぇ……やってくれたな。さすがベテランだ。勉強になるぜ。痛え……でも金丸さん、いや、ノブおじさん、もう俺はさ、勢いだけの男じゃねぇんだ。ちゃんと、(※自身の頭を指して)ここも、身につけてんだ。次やるときは、もうちょっと、俺のここ(頭脳)を警戒した方がいい。俺も意外と、冷静に試合をしてるぞ。君たち……君たちっていうのはノブおじと、お尻の国のおじさんの田口隆祐のことですけど、君たち2人みたいに、ただただ冷静にジュニアを分析するだけじゃないんだ。俺にはジュニア、勢いもある、ぶち壊すこともできる、そしてヒロムちゃんはここ最近で、こちら(頭脳)も手に入れた。あなた方のおかげなのかもしれない。冷静に考えることの大切さ。それを学んだ気がするよ。次は、デスペラードか……。事実上、いや、ファン全員が思ってるだろう、去年と同じ、俺とデスペラードが決勝じゃないかって。そして、その試合が一番見てぇんじゃないかって。(※立ち上がって)さぁ、ほかのジュニアの皆さん、それを許したらおしまいだぞ。俺とデスペ、いや、俺とデスペしかいないジュニアは、終わってしまうぞ。ここまで来いよ。ここ(頭脳)を使える、俺を超えてみろ……」

金丸「オイ、最後おかしいだろ?どう見ても(カウント2で)返してるだろ?オイ、ヒロム、このままじゃ終わんねぇからな。覚えとけよ、お前……」

▼第7試合「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦 30分1本勝負
✖ マスター・ワト vs エル・デスペラード ✖
(1勝2敗=2点) (1勝2敗=2点)
20分10秒 ヌメロ・ドス

■勝利したデスペラードがマイク

デスペラード「そうだった、そうだった。去年も俺は『SUPER Jr』でオマエに負けたんだったな。去年はさ、バカだってさんざん言ってきたけどよ、やっぱバカだな。でも、勝ちを目指すその姿勢は一歩評価してやる。公式戦、3日目にしてやっと初日が出ました。で、1勝2敗のチャンピオン様はこっから連戦連勝だ。

ヒロムとどんな試合になると思いますか? ヒロムとどうですか? ヒロムってどんな選手ですか? バカ野郎! 『SUPER Jr』は全員横一列だ。俺とヒロムシリーズじゃねえんだよ。なあ? 俺はそれよりも何もよりもチャンピオンとして優勝して、後腐れなくドームのリングにシングルで立つ」

■試合後バックステージコメント

デスペラード「やっぱ、バカはバカのまんまだな。ベラベラベラベラしゃべってるヒマがあったら、練習しろ。な?(試合が)終わってからだってよ、いろいろやることはあんだろ。お前が、頼りにしてる人間が、どっかにいるんだろ?頼りにしてる人がちょっと今日……“策士策に溺れる”をやらかしたみたいだな。ま、そんなことはどうでもいい。
な?ダラダラダラダラしゃべってるだけだったらよ、誰でもできんだよ。勝ってから、考えてものしゃべれ。負けたんだったら、裏でものを考えてろ。表に立ってベラベラベラベラしゃべってたってな、薄いまんまだ、お前は。リング上でちょっと褒めたけど、そしたらこれかい。バカだねぇ。ま、いいや。終わったことだ。ま、いつかどっかでやるでしょう。タイトルマッチなのか、どっかの第1試合なのか、それともドームのメインが、もしかしたらあいつか……メインはねぇか。ないッスね。でもよ……シングルマッチ、楽しいなぁ。楽しいよ。で、やってるうちにノブさんともできんだろ?ヒロムともやる、もちろん。田口ともどっかで。ファンタズモともやる。こんな楽しいシリーズ、なかなかないぜ。あとは全部勝ってやる!」

ワト「ああ!(※いったんはフロアに座り込むが、思い直したように立ち上がって)いや、座んねぇ。立って(コメント出して)やるよ、痛くても。いたくても……。立ってる意味、わかるだろ?これは、痛くでも負けたくないっていう気持ちの表れだ。ああ……。悔しいよ。去年勝った……そんなの、今年勝たなきゃ、今年も勝たなきゃ意味ないんだよ。な?しかも、エル・デスペラード、IWGPジュニアヘビー級のチャンピオンだろ?はぁ……ああ、もちろん意識したよ。はぁ……俺さ、またさ、この『BEST OF THE SUPER Jr.』駆け上がって、エル・デスペラード、お前のもとに、俺は、この足で歩んでいってやるよ。一つずつ、俺の道を作ってな」

<写真提供:新日本プロレス>

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