「アースキーパーを目指せ! 日本で唯一の環境教育プログラムに密着」【地球派宣言】

彼らの目標は1つ。
地球の番人「アースキーパー」になること。

日本で唯一、広島で行われている環境教育プログラムに挑んだのは、安芸高田市立向原小学校の5年生。

アースキーパーを目指して

夏休みに行われた3日間のトレーニングや学校や家での活動により、
子どもたちはアースキーパーの証である4つの鍵のうち、
3つを手にしました。

Kは知識、Eは体験、Yは自分自身

残るは1つ!

「sharing=分かち合い」の鍵です。

これまでに学んだ命の繋がり、自然に親しむことの大切さ、森で得た知識や体験を、まわりの人に伝えるのです。

最後の鍵のSは分かち合い

10月19日。学校に近い公園で家族とともに、最後のチャレンジが始まりました。

いざ、分かち合いの活動へ

夏の森で『モグムシャのつながり』の活動を通じて学んだ食物連鎖。

太陽から植物へ、植物から動物へと流れていくエネルギーについて、葉っぱや動物の痕跡を集め、その仕組みを知りました。

夏の「モグムシャのつながり」の活動

子どもたちは学んだことを家族にうまく伝えることができるのでしょうか…。

家族に活動を再現

小道具も手作り

集まった生きものの数を数えてみると・・・

自然の仕組みを説明

生態系ピラミッドができあがりました。

あの日のトレーニングを再現し、家族と共有できたのです。

参加した保護者からは、

「自然の中で太陽のエネルギーと繋がっていてとか考えたことがなかった。」

「子どもから教えてもらうことが多く、私たちにも分かりやすく教えてくれた」との声が。

子どもの成長に驚かされたようです。

太陽のエネルギーの流れをわかちあう

自分たちが学んだことを人に教えることでより理解が深まり、それが自らの成長にも繋がるのです。

『マジックスポット』は自然の中で特別な時間を過ごす活動です。
親子一緒に静かなひとときを過ごし、トレーニングは幕を閉じました。

自然の中で静かに過ごす特別な時間

数カ月に及ぶ活動を終え、4つ目の鍵を手に入れた子どもたち。
自然や環境に対する意識に変化がありました。

「今から地球環境を良くするために、自分からも取り組みを考えていかなければいけないと思った。」

地球環境を良くするために

「10年20年後、僕たちが大人になったときにアースキーパーのことを意識していれば、今よりももっと環境の良い地球にできるかもしれない。

努力して地球の環境を良くするということを目標にやっていきたい。」

アースキーパーを意識していれば

アースキーパーとして、これから、どんな行動や暮らし方をしていくか。
子どもたちの今後の活動に期待が高まります。

24名のアースキーパーが誕生

広島ホームテレビ『5up!

地球派宣言コーナー(2021年11月17日放送)

© 広島ホームテレビ