全宅連調査の土地価格指数=連続プラスに、取引件数はマイナス、住宅用地「不足」の声も

全国宅地建物取引業協会連合会が行なった不動産市況DI調査によると、2021年10月の土地価格に対する指数(全国)は、5・6になった。

新型コロナウイルス感染症拡大で20年は一時2ケタのマイナスを続けたこともあったが、ここへきて3ヵ月連続でプラスとなり、土地取引価格は上向きになっているようだ。新築戸建てのDIも19・1となったほか、新築マンションも13・0とプラスになっている。

ただ、取引件数はいずれもマイナス。新築戸建はマイナス1・7で、新築マンションはマイナス3・6。

土地の取引件数に対しては、マイナス5・6となった。土地価格と件数のDIが異なる動きを見せているが、「新築および土地の商品が少なくなって、価格が上がり始めた」など、事業者からは今後の動きに不透明さを感じる声も聞かれている。

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