イタリア代表がW杯切符を賭けた最終決戦で悪童バロテッリの招集浮上

ロベルト・マンチーニ監督(ロイター)

W杯欧州予選でプレーオフにまわったイタリア代表で、本大会出場へ〝悪童〟FWマリオ・バロテッリ(31=アダナ)の招集が浮上している。

イタリアは決定力不足が解消されず、欧州予選でスイスに出場権を奪われ3月のプレーオフにまわることになった。

そうした中、バロテッリがイタリアメディア「OCWスポーツ」のインタビューで「イタリア代表に復帰する準備ができたと感じている」と代表の救世主に立候補した。

かつてはイタリアのエースだったバロテッリだが、度重なる素行不良などで調子を崩し〝あの人は今〟状態に陥っていた。

しかし今季渡ったトルコでついに復活。今季12試合に出場して5ゴール2アシストとエースとして活躍している。自信も復活したバロテッリはイタリア代表への復帰を熱望。「ロベルト・マンチーニ監督とも何でも話ができ、素晴らしい関係を築いている。彼は私が代表チームに復帰できる望むと言った」と指揮官から直接招集を検討していることを伝えられたと明かした。

マンチーニ監督はバロテッリの悪態ぶりに一時は突き放す時期もあったが「私は変わらずバロテッリを愛している。いつも彼に良いことが起きてほしいと思っているんだ」と以前に語るなど強い絆がある。

イタリア代表の決定力不足は深刻なだけに、W杯切符をかけた大一番で愛弟子をサプライズ招集するかもしれない。

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