今夜は“ほぼ皆既月食” 月が欠け始める

19日(金)午後5時過ぎの神戸市上空(撮影:甲斐友貴 気象予報士)

 今夜は、午後7時47分ごろまで、部分月食が起こる。日本の大部分の地域では、欠けたまま月が昇ってきており、これは「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」と呼ばれている。地球の影により最大で月の98%が欠ける非常に深い部分月食であることが特徴で、事実上“ほぼ皆既月食”だ。

部分月食中の月の位置(国立天文台ホームページより)

 最も月が大きく欠けるのは、午後6時3分ごろ。東の低い空で見られるため、東の空が開けた場所で観察するのがポイントだ。晴れる西・東日本では広範囲で見られる見込み。(気象予報士・甲斐友貴)

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