「自動運転ロボット」が買い物支援 倉敷市真備町で実証実験スタート 岡山

高齢者に新しい移動手段を提供し買い物支援などにつなげようと、自動運転ロボットを使った実証実験が岡山県倉敷市真備町で始まりました。

実証実験に使われたのは1人乗りの自動運転ロボット「RakuRo」です。

あらかじめ設定されたルートを時速6キロ以下で走り、信号機や障害物があるところでは止まります。

このロボットを倉敷市真備町で走らせ買い物などに役立ててもらおうというもので、町内でドローンスクールを運営する日本交通教育サービスが19日に実証実験を行いました。

(日本交通教育サービス/青山知之 社長)
「地域の方にこういったロボットが受け入れていただけるかが一番の課題」

初日の19日は災害公営住宅で暮らす住民が実際に自動運転ロボットに乗って町内を移動しました。倉敷市によりますと、真備町では人口の35%以上が65歳以上の高齢者です。(2021年9月末現在)

日本交通教育サービスでは11月26日までの実験期間中、住民30人から40人に利用してもらい、ニーズを調べたいとしています。

日本交通教育サービスは移動支援サービスの導入に向け、自動運転ロボットを遠隔で監視したり操作したりするオペレーターを養成する講座を12月から開くということです。

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