大竹まこと、セクハラやルッキズムの難しさに関して「困ったな~、俺みたいな年寄りは」

19日放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)で、タレントの大竹まことが、セクハラやルッキズムと褒め言葉の境界線の難しさについて語った。

番組では、室井佑月が五十肩のせいで背中のファスナーが上がらないということで、背中部分が空いたままの衣装で、トークをしていた。

これをイジっていた大竹だが、突然「私が言うのもナンだが、これはセクハラに当たりませんか?」と問いかけた。室井は、背中はキレイなので問題ないと返したが、「キレイとか汚いとかじゃなくて『おい、写真! 写真!』とか俺は言っちゃって。そういうのはいいのかな~と」と、何かと番組公式のSNSなどでアップすることについて触れた。

室井が「難しいよね、セクハラとかって」と話すと、大竹も「近頃、色んなことがダメなってきてるんだよ」と答え、「15年前はよかったことも沢山あったけど、今は全然ダメなことも多くなって、だから俺、気をつけてないかな?」と、問いかけ、放送開始当時は可能だったことも、今はダメになっていることもあると話した。

その話題に関連して、砂山圭大郎アナウンサーが、日本労働組合総連合会の芳野友子会長について、全国市長会長を務める福島県相馬市の立谷秀清市長が「今度の美人会長も楽しみにしている」と発言し、容姿に関して言及するのはふさわしくないと、批判を受け謝罪した一件について紹介。大竹が「そうなんだ…。俺がいうのは?」と聞くと、室井は「市長じゃないけどダメじゃん。なんていうの、美醜とかそういうことを」と答えた。

こうした外見に関することに言及するのは「ルッキズム(外見にもとづく差別)」と考える人もおり、大竹は「大変だよなぁ~。『お年を召していらっしゃいますけど相変わらずお美しいですね』というのもダメなんだ?」と話すと、室井は「ダメなんかな? いいけどね…。私はすごい、美人とか美しいですねなんて大好物で」と持論を語った。あまりに複雑化したセクハラなどの問題に大竹は「いやいや、困ったな~、俺みたいな年寄りは。下手なこと言っちゃたらなぁ~」と話したのだった。

なお、「大竹サテライト」のコーナーでレポーターを務めるどぶろっくも、この問題には気を使うようで、歌ネタの歌詞で「女は」となっていたところを「女性は」に変えたこともあるそうで江口直人は「ホントは『女は』の方がリズムにはノリやすいんですけど、『女性は』とかでやってますね」と明かしたのだった。

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