清水の舞台から飛び降り、大仏の手のひらでジャンプ 埼玉・加須の中学校、奈良や京都の修学旅行を疑似体験

視聴のための専用スマートフォンと簡易ゴーグルを使って奈良、京都をバーチャル体験する生徒たち=加須市立加須東中学校

 埼玉県加須市立加須東中学校(中島直哉校長、生徒数374人)の体育館で、3年生約120人を対象にした奈良、京都の修学旅行バーチャル(疑似)体験が行われた。新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止となり、仮想現実(VR)技術を駆使した360度映像を視聴体験してもらった。奈良の大仏の手のひらに乗ったり、清水寺の舞台から飛び降りるなどVRならではの疑似体験も楽しんだ。

 旅行会社JTB制作の奈良と京都を巡るリアル+VR新感覚体験型旅行「バーチャル修学旅行360」を使った。視聴するための専用スマートフォンと簡易ゴーグルで、京都駅、奈良公園、東大寺の大仏、平城宮跡、京都の平等院、東寺、嵐山、伏見稲荷大社、清水寺などを全方向映像で巡った。

 丸山奏香(かなか)さん(15)は「清水寺の舞台から飛び降りるVRならではの映像が印象的だった。足がふらふらする感覚になった。清水寺の舞台で願いがかなうそうなので、コロナが収まるように願った」とにっこり。

 一之瀬陽翔(はると)さん(15)は「清水寺の舞台から飛び降りるVR映像はジェットコースターのようだった。実際にはできないことだが、大仏の手のひらで跳びはねたりする疑似体験をすることができた」と話していた。

 担当したJTB熊谷支店の才藤剛(さいとうつよし)さん(25)は「昨年10月から京都、奈良のバーチャル修学旅行を全国で展開している。本年度、埼玉県内では14校で実施予定。思い出づくりにつなげてほしい」と紹介した。

 加須東中ではほかに、校外学習を26日に川越市の観光地に出向いて行うことになっている。現地で才藤さんもサポートすることにしている。

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