渡良瀬遊水地のイノシシ捕獲 小山市が設置したわなで初

渡良瀬遊水地内で捕獲されたイノシシ=19日午前9時10分、小山市下生井

 有害獣駆除のため渡良瀬遊水地内に小山市が設置した2基のわなのうち、1基でイノシシ4頭が19日、初めて捕獲された。国の特別鳥獣保護区のため、市が環境省と河川管理者の国土交通省の許可を得て16日に設置したばかり。「数百頭いる」ともされる遊水地内のイノシシ捕獲は、少なくとも同市域では順調な滑り出しとなった。

 市から設置を委託された栃木県猟友会小山支部によると、今回捕獲されたのは昨秋生まれたとみられる雄2頭と雌2頭。体重は40~60キロ。同支部の生井一正(なまいかずまさ)さん(73)は、私見と断った上で「遊水地内に400頭はいる」と推測する。

渡良瀬遊水地内で捕獲されたイノシシ=19日午前9時30分、小山市下生井

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