中日・大島が契約更改 今季不振の高橋周平をバッサリ「余裕をこきすぎたのでは」

中日・大島は不振に終わった高橋周について問われると…(東スポWeb)

中日・大島洋平外野手(36)が20日、ナゴヤ球場で契約更改交渉を行い、3年契約の最終年となる来季は年俸2億5000万円(推定)の現状維持でサインした。

今季は141試合に出場し、打率2割9分2厘、1本塁打、34打点、16盗塁。10年連続100安打超えとなるリーグ4位の160安打を放ったが、昨季までいずれも2年連続で達成していた打率3割、最多安打のタイトルに届かなかった。

「球団から『最下位にならずにすんだのは大島君がやってくれたから』と言ってもらえたが、自分の中では全然満足する数字ではない。チームの成績もそうだが、自分の数字を毎年超えていくのが目標なので、そこに届かなかったのは、まだまだ足りなかった」と悔しがった。

地元名古屋出身の大島にとって、立浪新監督の存在について「小学校のときに立浪さんのモノマネをやったりして、すごく憧れた選手だった。正直、やっと一緒に野球ができるなという感じ」と張り切っている。来季へ向けて「もう1回、2年連続で取った最多安打と、首位打者は大学、社会人と取ったが、プロではまだ一度も取ってないので、自分の記録を超えたい。チームとして優勝を目指すのは当たり前だけど、その中で自分がチームが勝てるようにやっていきたい」と意気込んでいる。

昨季初の打率3割超えを果たしながら、今季は打率2割5分9厘、5本塁打、39打点に終わった高橋周とは、今オフも自主トレを行う。不振に陥った〝弟子〟について大島は「去年、ある程度いつの間にか好成績を残せて、余裕をこきすぎたのではないのかな。周平もある意味、こうやったら悪いんだというのも、いい勉強になったと思うので、それを来年にどう生かせるか。正直、僕がやらすのもいいけど、結局は自分でやらないとダメなので、自分でどこまでできるか」と奮起を促した。

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