田村淳、人権問題で北京五輪をアメリカが外交的ボイコットを検討「日本も行かないで欲しい」

20日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、来年2月開催予定の北京冬季五輪に関して、日本政府に関してもアメリカのような抗議行動を検討して欲しいと語った。

番組では、パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランがゲストとして登場し、今週の気になるニュースについて話していた。

その際パックンが、バイデン米大統領が来年2月開催予定の北京冬季五輪で「外交的ボイコット」を検討していることに触れる。この外交的ボイコットは、競技をする選手は派遣するが、政府高官らは参加しないというもので、このような行動にアメリカが出た理由をパックンは「これはウイグル自治区に置ける人権問題。人権問題っていう言い方は、まだ融通は効くんですけど、大量虐殺だとバイデン政権がより、1ランク、2ランク上の表現を選んでいるから、この表現を使うならそれに伴う責任、行動も期待される訳です」と説明し、「そこで淳さんに聞ききたいのは、日本はどうするか? 岸田さんは日本の立場で検討すると言っていますが」と淳に聞いた。

淳は、岸田文雄首相の特技である「人の話をよく聞く」ということをネタに「めっちゃ聞くんでしょ話を。中国の話も聞くし、アメリカの話も聞くし。で、色んな各国の話を聞いて、ず~と聞いてる間にオリンピックが終わる(笑)」とボケたが、そのすぐ後に「僕個人としてはですよ・・ 中国が大国であっても、非人道的なことに対してのメッセージはきちんと出して欲しいし、メッセージを出したなら行動が伴って欲しいんで、(岸田首相には)行かないで欲しいですね」と持論を語った。

するとパックンは中国政府が、今年に行われた東京五輪に関して、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、早い段階から開催支持を表明していたということで「それに対しての恩返しはないですか?」と聞いたが、淳は「それは、『ウイグルとチベットの問題、解決してらっしゃらないですもんね』って堂々と言えばいいと思うんですよね。『日本のオリンピックを応援したのは、そっちにも利があったんでしょ?』と。そのときに別になにも結んでないから。今回のオリンピックは今回のオリンピックで」とそれとこれとは話が別と返した。

さらに淳は「平和の祭典って言ってるのに、チベットやウイグルの問題も解決できないような国でオリンピックはするもんじゃないと思っているので」と自身の思いを語り「それは岸田さんにも俺と同じくらい強く言って欲しいと思いますけどね」と訴えたのだった。

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