オリックスの山本由伸投手(23)が20日のヤクルトとの日本シリーズ第1戦(京セラ)に先発。6回1失点、9奪三振で降板となった。
満を持して侍ジャパンのエースが初陣。初回を三者凡退の好スタートとすると、その後は味方の守備のミスからピンチを招くイニングもありながら、キレのある変化球で燕打線を封じ込めた。
だが、ヤクルト打線の粘り強い攻撃が徐々に山本を苦しめた。5回までに95球を要し、0―0で迎えた6回についにほころびが…。2つの四球を与えて一死一、二塁とピンチを招くと、中村に先制適時打を許し、1失点。それでもなんとか後続は抑えたが「あちゃー」と言わんばかりの悔しげな表情を浮かべながら、この回限りでマウンドを降りた。