劇的サヨナラ打のオリックス・吉田正「心拍数が上がっていくのを感じた」

サヨナラタイムリーヒットを放つ吉田正(東スポWeb)

ヤクルトとの日本シリーズ初戦(京セラ)で劇的なサヨナラ打を放ったオリックス・吉田正は試合後も興奮を隠せなかった。同点で迎えた9回無死一、二塁から中越えに弾き返し、4―3とサヨナラ勝利。「あまり覚えていない。うれしかった。最後にチャンスを回せてもらってよかった。流れがきて心拍数が上がっているのは感じた。クローザーの投手(マクガフ)なのですっかり真っすぐを弾く準備をしていた」と振り返った。

エース山本が1失点降板し、7回にモヤの同点弾がありながらも8回に村上の2ランで勝ち越された。絶体絶命からのミラクル勝利に「最終回にああやってチャンスを作った。今年の1年間、あきらめないで戦い、それを日本シリーズの舞台で出せた。この勝ちを自信にしてチームとして上にいける」。大きな1勝を奪い取り、悲願に突き進む。

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