浜辺美波主演「ドクターホワイト」に柄本佑、瀧本美織、石坂浩二らが集結

柄本佑、瀧本美織、勝地涼、片桐仁、高橋努、小手伸也、石坂浩二が、フジテレビ系で2022年1月スタートの「ドクターホワイト」(月曜午後10:00=関西テレビ制作、開始日未定)に出演することが分かった。

ドラマの原作は「金田一少年の事件簿」などのヒットドラマの原作を手掛けた樹林伸氏の小説「ドクター・ホワイト千里眼のカルテ」「ドクター・ホワイト神の診断」。本作では、複雑化をたどる病因を鮮やかに解決する画期的な医療小説を、痛快にドラマチックに、時にコミカルに映像化。医師の誤診という、誰にでも起こりうる不条理な事象に向き合い、医師とはかけ離れた存在の主人公が、卓越した医学の才能で多くの命を救っていく新感覚の医療ミステリーだ。医者を凌駕(りょうが)する医療知識を持ちながら、記憶喪失で社会性が皆無で、謎に包まれた正体不明の主人公・雪村白夜を浜辺美波が演じる。今回発表された7人は、白夜が参加する高森総合病院の総合診断協議チーム、通称・CDTに深く関わる人物たちだ。

柄本が演じるのは、月刊医療ジャーナルの記者・狩岡将貴。早朝の公園で倒れている白夜を発見し、幼なじみで医師の高森麻里亜(瀧本)を頼り、麻里亜が勤務する高森総合病院に白夜を運び込む。彼女の驚異的な医学の知識と優れた診断能力にひかれ、白夜をサポート。密着取材も兼ねてCDTに入り込み、謎に包まれた白夜の正体を探っていく。

柄本は「人物的にはジャーナリストであり、白夜の真相を追いながらも中身は端的にいえば平平凡凡な男です。ですが白夜にとってはヒーローとして立っていられるよう頑張ります。さらに、今回は初共演の方がたくさんいらっしゃるので、そこも僕としては非常に楽しみです」と期待を寄せている。

瀧本が演じる内科医・麻里亜は、高森総合病院の院長・高森巌(石坂)の娘。優秀な外科医である兄・高森勇気が失踪したことで、突如跡継ぎとして期待されることに。巌からCDTのリーダーに指名される。

役柄について瀧本は「院長の娘ということでお嬢さまとして扱われたりもしますが、感情を素直に表に出す、とても人間らしい人だと思います。病院を守ること、目の前の患者さんを救うことを胸に、自分自身の中で葛藤しながらも日々奮闘しています」と紹介しつつ、「自分の一声で患者さんへの診断が変わってしまう…あらためてお医者さんの責任の重大さを感じました。個性強めなキャラクターの皆さんとのやりとりは、自分自身も楽しみながら取り組みたいと思います。大きななぞを追いかけつつ、白夜が誤診をくつがえしていく爽快感を楽しんでもらえたらうれしいです」とアピール。

また、勝地が扮(ふん)するのは皮膚科医・夏樹拓実。かつては外科医としても活躍し、優秀ではあるが、プライドが高く、効率重視で診断が甘いことも。少々嫌みな性格であり、患者にも毒を吐く。プレーボーイで女好きだ。そんな夏樹と何かと対立する精神科医・西島耕助役を務めるのが片桐。人間観察が趣味で好奇心の塊である西島は、ネチネチとした陰湿な性格で、根に持つタイプだ。麻里亜に誘われ、CDTのメンバーになる。

高橋が演じるのは、脳神経外科医・仙道直樹。口数が少なく硬派で責任感が強く、ひとたび思い込むと、相手が上司であろうと説き伏せる熱い男だ。将貴の病気の妹・晴汝の主治医でもある。さらに、小手が演じるのは、外科部長・真壁仁。優秀な外科医でありながら、野心家で院長の座を狙っており、巌にさえ牙をむく。CDTに懐疑的ではあるが、白夜の才能には関心を持ち、その素性を探ろうとする。

そして、石坂が演じる巌は、エース外科医であった息子・勇気が失踪してから、立て続けに医療ミスが発生し、病院の評価が低下。信頼回復を目指し、診断に特化したCDTの立ち上げを画策し、白夜の才覚を認めて、CDTにスカウトする。

石坂は「医学が見せた奇蹟は、時の流れとともに普通の医療となる。しかし医療とはそんな術(わざ)だけではいけないのだ。このドラマはサスペンスであり、ファンタジーだ。『ドクターホワイト』の世界で悩んで演じてみたい」とコメントしている。

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