開発進む「新しいまち」、魅力も多彩 横浜・北仲地区できょうまでフェス

レプリカの1万円札の束を持ち上げ、1億円の重みを体験する「横浜北仲フェス」の来場者=横浜市中区

 横浜市中区の北仲地区の魅力を発信するイベント「横浜北仲フェス」が20日、始まった。旬の農作物や雑貨の販売から国の機関によるブースの出展など多様な催しで来場者を楽しませた。21日まで。

 横浜市庁舎の移転のほか、商業・文化施設やホテルの相次ぐ誕生など開発が進む北仲地区。イベントは発展を続ける地域の多彩な魅力を知ってもらおうと、一般社団法人「横浜北仲エリアマネジメント」などが昨年に続いて企画した。

 約40店舗が集まった「横浜北仲マルシェ」は毎月第3土曜、日曜に開催されている人気企画。20日には市内や各地の生産者らが農作物から加工食品、ハンドメード雑貨などを販売し、来場者が列を作っていた。

 北仲通の横浜第2合同庁舎に入る国の機関もブースを出展。横浜財務事務所は1億円の重さが体験できる1万円札の束のレプリカを展示したほか、動物検疫所は検疫探知犬とイメージキャラクター「クンくん」が検疫の役割を伝えていた。北仲地区や桜木町駅付近を周遊するスタンプラリーも実施している。

 同市磯子区から家族で訪れた男性(51)は「北仲地区は新しいまちで、知らなかったことの発見があった」と話していた。21日も午前10時から午後4時まで開催している。

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