完全制覇へ王手だ。DDTのシングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」最終公式戦が21日の後楽園大会で行われ、BブロックはKO―D無差別級王者の竹下幸之介(26)が優勝決定戦(12月5日、後楽園)進出を決めた。
試合前の時点では岡林裕二と並ぶ3勝1分けの勝ち点7。先に試合を終えた岡林はHARASHIMAと30分時間切れに終わり、勝ち点8となった。直後の試合で樋口和貞との最終公式戦に臨んだ竹下はサプライズロード(変型フィッシャーマンバスター)で勝利し、勝ち点9でBブロック突破を決めた。
一方のAブロックは、上野勇希(26)が最終公式戦で遠藤哲哉に勝利。上野、遠藤、秋山準、火野裕士の4人が勝ち点6で並んだが、唯一他の3選手に勝利している上野が同ブロック代表になった。
優勝決定戦はユニット「サウナカミーナ」に所属する同級生対決となった竹下は「背負っているものというのは、僕の方が絶対に大きい、その差が優勝決定戦で出るんじゃないかと思う。優勝したいと思います」ときっぱり。
一方の上野は「タケちゃん(竹下)に退屈させないように対角に立って、あの強気でものすごく強い竹ちゃんを超えたいと思う」と闘志を燃やした。