ドローで残留厳しく…松本山雅、名波浩監督が嘆く「会場の空気感とメンタル」

J2で最下位に沈んでいる松本山雅FCは、21日にホームでレノファ山口FCと対戦。74分にセルジーニョのゴールで先制したが、86分に渡部博文に同点弾を許し、1-1の引き分けで終了した。

これで2試合を残して残留の可能性がある18~19位との差は4ポイント。事実上、2連勝しなければJ3に降格してしまう状況となった。

試合後、今季途中から松本山雅を率いている名波浩監督は以下のように話し、スタジアムの空気感やメンタルに問題を感じていることを明かした。

名波浩

「失点の前のシーンくらいから遡って見たんですが、まだまだ今週言い続けたことやボードに書いたことが浸透していなくて、コーナーキックになってしまっている。

そういうところは改善しなければいけないところだと思います。やられるのではないかという空気感がスタジアム全体にあります。

そして、『案の定…』という形になると、やっぱりため息も大きくなります。『ああ、またか』という。そういうメンタルにみんなが変わってしまうだろうし。

それを、『絶対にやられないんだ、どんなに泥臭くても凌ぐんだ』というメンタルにしていかなきゃいけないなと思います。

もっと言えば、サインプレーなどでやられていれば選手たちにフィードバックもしやすいんですけど、そうではない。

ノーマルな形でやられているので、そういう意味ではトレーニングからやっていることが試合でできなかったということだと思います」

勝てないことである意味「負け癖」のある雰囲気になってしまっており、さらに練習でやったことが実行できていない…難しい状況に陥っているようだ。

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