【RIZIN】青木真也 復帰戦勝利のRENAに毒ガス「これで “辞められなかった選手” になった」

言いたい放題の青木真也(東スポWeb)

格闘技イベント「RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)から一夜明け、〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)が、恒例になってしまった〝毒ガス分析〟を行った。

PPV代を払って観戦したという青木は、開口一番「よく言えばご当地選手なんだろうけど、悪く言えば…な選手が何人かいた。自腹で見てる身としてはちょっとなあ…って思いましたね」と助走なしで愚痴をこぼす妙技を披露。そして「MVP? 寺山遼冴が良かったよね。彼はいいですよ。今後のキック界を担うと思う。後はKO力をさらにつけていけば…」と絶賛。何事かと思えば「一番いいのは姉が寺山日葵ってことだよ。下心? 違う。本気だ」と力説した。

そんなバカサバイバーがもっとも熱くなったのが、1年2か月ぶりの復帰戦で山本美憂にKO勝ちしたRENAについてだ。まずは「やっぱりこういう星を持った選手なんだと思ったよね。純粋に、ファンとしてRENAを支えている関係者に感謝ですよ」と勝利を絶賛し、こう続けた。

「言い方は悪いけど、これで〝辞められなかった選手〟になったわけ。今までは『いつでも辞められる』って思ってリングに上がっていたと思うんだよ。ところが、辞められなかった。実は俺たちにとって、リングに上がって戦うことが一番楽だからなんですよ。好きなことをできて、好きなことを言えて、金までもらえるから。RENAも、もう一般人にはなれない〝ダメ人間〟のスタートを切ったって言うことですよ」

その口調からは〝こちら側へようこそ〟と言わんばかりの思いが伝わってくる。「〝ダメ人間〟として生きる覚悟を決めたRENAがここからどんなものを見せてくれるか、楽しみでしかない。一応言っとくけど、俺は今でも『いつでも辞められる』って思ってるから。自分のことを客観視できてない? 当たり前だろ。それができたらそもそも警察官になんてなってないから」と話した。この人は、なぜ素直に他人をほめられないのか…。

毒ガスの噴霧先は祖根寿麻を判定で下し、移籍初勝利となった天敵・皇治にもおよび「以前と変わっていたところ? 『足を使う』って言ってたけど、もともと使う足がなかった。一番変わっていたのは入場曲」などと冷や水を浴びせていたが…。最後に「じゃあ次は…、神戸で!」と悪夢のような言葉を残し、電話を切るのだった。

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