【FMW―E】大仁田厚 自ら考案 “蛍光灯電流爆破バット” のエジキ…大日軍に完敗

ミスター・ポーゴの蛍光灯電流爆破バット攻撃を食らった大仁田厚

屈辱じゃ! FMW―E第5弾興行「WILD THING」(21日、神奈川・鶴見青果市場)で、邪道・大仁田厚(64)率いる「FMW―E軍」が、「大日本プロレス軍」に完敗した。

対抗戦で大仁田、雷神矢口、リッキー・フジ組は、ミスター・ポーゴ、アブドーラ・小林、神谷英慶組と対戦。試合は「エニウェアストリートファイト電流爆破バット+電流爆破テーブル+電流爆破イス+蛍光灯電流爆破バット6人タッグデスマッチ」形式で行われ、先日の米国遠征で初めて使用された蛍光灯電流爆破バットが日本で初披露された。

会場内のどこでも爆破可能という前代未聞のルールで行われた一戦は、場外乱闘でスタート。さっそく矢口が爆破バットで小林を一撃し、ペースを握った。だが自軍の窮地にポーゴがビッグファイアーを矢口に浴びせると、神谷が爆破イスでリッキーをぶっ叩く。

それでも、なんとか形勢逆転した大仁田は神谷に机上パイルドライバーを発射。だが、リッキーの有刺鉄線バット攻撃が矢口に誤爆すると、小林と神谷が爆破バットを持って大仁田にダブルでフルスイング。さらに小林はバカチンガーエルボードロップで追い打ちをかける。

最後はポーゴが蛍光灯電流爆破バットで大仁田を殴打して大爆破。さすがの邪道もこれを返すことはできず、屈辱の3カウントを聞いた。

大ダメージを受けて、しばしダウンしていた大仁田は立ち上がると「自分で(蛍光灯電流爆破を)考えて、自分で負けるなんてバカみたい。でも、負けがあるから勝ちがある。勝ちがあるからかっこよくなりたいと思うんじゃ!」と絶叫。

次回大会(12月19日、鶴見)は「今までやってきた爆破アイテムを全部持ってくる」と、電流爆破デスマッチの集大成とする意向を示した。

なお、この一戦で負傷した大仁田は試合後、病院に直行。検査の結果、脱臼と裂傷で全治2週間と診断され、縫合手術を受けた。

また、この日行われた「女子電流爆破プリンセストーナメント」準決勝は、鈴季すずがミス・モンゴルを、藤田あかねが世羅りさをそれぞれ下し、12・19鶴見大会での決勝は鈴季 vs 藤田に決まった。

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