天誠が8分51秒の激闘制し優勝 南星戦牛寿、リベンジならず 具志川大闘牛大会

 【うるま】具志川大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、共催・琉球新報社)が21日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。14日に行われた秋の全島闘牛大会に続き、闘牛ファンが熱望する好カードを観戦しようと大勢の観衆が詰め掛けた。 2年前のリベンジ戦として注目を集めたシーの1番戦は、2年前の勝利牛である天誠(元・凜勝?珠凜)が南星戦牛寿(元・健竜翼浩太號)を8分51秒にも及ぶ激闘を制して優勝した。
 序盤は、南星戦牛寿が得意の速攻腹取りで天誠を揺さぶった。しかし、時間の経過とともに天誠が地力を発揮して土手際に追い詰めた。これで天誠は3連勝となり、今後さらに勢いを増しそうだ。特番として話題を呼んだシーの3番戦は、全勝工業カキヤー(元・東山カキヤー☆大芽號)がアカジンの再三の腹取り攻撃をかわしての逆転勝利でゆかり賞を獲得した。優勝と各賞は以下の通り。
 【優勝】天誠
 【技能賞】雷神逞真王
 【ゆかり賞】全勝工業カキヤー
 【殊勲賞】闘将弁慶
 【敢闘賞】しらみず桜
(平川康宏通信員)

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