長崎学生サミットに5団体参加 企業、平和学習…本県の課題テーマに 魅力発信イベント提案

それぞれテーマを掲げて議論する学生=長崎市出島町、出島交流会館

 本県の課題について若者が考える「長崎学生サミット」が20日、長崎市の出島交流会館であり、県内の大学生が「長崎の企業」や「平和学習」などのテーマで意見を交わした。
 地元の課題解決に向けた若者の活動を支援する民間企業「PAL FLAGs」(長崎市)が初めて企画。就職支援や平和活動などに取り組む学生5団体の6人が参加した。
 県内就職を希望する学生が少なく、県外に人口が流出している現状などを議論。「学生や企業を巻き込んで長崎の魅力を発信するイベントを開いてはどうか」などの提案があった。就職に関する都会と地方の情報格差や、平和学習の「暗い」「怖い」といったイメージの払拭(ふっしょく)も取り上げた。
 この後、参加者が「長崎学生連合会」の発足に同意。議論したテーマの解決に向けて連携することを確認した。

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