吉田鋼太郎、家族×食×恋がテーマのコメディー「おいハンサム!!」で頑固おやじに

吉田鋼太郎が、2022年1月8日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「おいハンサム!!」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)で主演を務めることが分かった。

東海テレビが新たなパートナーとして日本映画放送と初タッグを組み、共同製作する本作は、家族×食×恋をテーマにしたコメディー。「ランチの女王」(フジテレビ系)を手掛けた山口雅俊氏が、かねて映像化を熱望していた漫画家・伊藤理佐氏による「おいピータン!!」「おいおいピータン!!」(講談社「Kiss」連載)を中核に、令和の現代にアップデート。「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など、数ある人気コミックをモチーフにファン垂涎(すいぜん)の映像化となる予定だ。

主人公で、昭和の頑固親父の生き残りの伊藤源太郎を吉田が演じるほか、性格は全く違うがそれぞれ幸せをつかもうと生きる伊藤家の3人娘を木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈が演じる。さらに、家族をのんびり支える母親役には、MEGUMIが起用された。

吉田は「今家庭に昔ほど昭和的お父さんも減っていると思いますが、その“生き残り”といいますか、でも決してその昭和のお父さんというのは嫌な人じゃないんだよ、だめな人じゃないんだよ、こういうすてきなところもあるんだよっていうのも見せていければと思っています」とコメント。

長女・由香役の木南は「家族や娘たちの恋愛事情がメインのお話ですが、その中で食も大事なテーマとなっています。心温まる、ほっこりするようなドラマになるのではないかと思います。私自身も、おいしそうなご飯が出てくるドラマや映画が好きなので、どんなご飯の画(え)になるのかとても楽しみで、そこも見どころだと思っています」とアピール。

次女・里香役の佐久間は「お父さんが、以前ご一緒させていただいた吉田鋼太郎さんと聞いた時に『楽しみと同時に面白くなるんだろうな』って思いました。家族のみんなに置いてかれないように一生懸命ついて行きたいと思っています」と意気込みつつ、「クスッと笑えるところがあったり、家族の絆を感じられるドラマになるんじゃないかなと楽しみです。この家族のパワーで見ている人に元気が与えられる作品になったらいいなと思っています」と期待を寄せる。

三女・美香役の武田は「 何度もご一緒させていただいている山口監督だったので、あ、これは絶対面白い作品だ!と楽しみでした」とうれしそうで、「美香役の話を監督とした時に『目玉焼きの焼き方はね』から始まって(笑)、その焼き加減とか、(美香が)一人暮らしをする理由が“卵かけご飯を黄身だけで食べたいから”っていう理由だったんですけど、台本にも、こだわりが垣間見えて『分かる! 分かる!』って思いながら読みました。ワクワクして撮影に臨みます!」と気合十分。

源太郎の妻で3姉妹の母・千鶴に扮(ふん)するMEGUMIは「今まで見たことのない新しい家族ドラマだと思いました。とてもリアリティーがある…仲がいいんだけど、ベタベタする訳でもなく、仲がよくない時もあったり、すごく秀逸に描かれていて、視聴者としても絶対見たいと思う作品です。長年家族をやっているからこそ出来上がった“独特のカタチ”というか、ほかの方から見たら変なところも出せればいいなと思っています。今回、実年齢よりも、10歳ぐらい上の役なので、そういったところも初チャレンジです」と作品の魅力を紹介するとともに、自身の新たなる挑戦を明かしている。

脚本・ 演出・プロデューサーを務める山口氏は「かねて『土ドラ』が可能性に満ちた放送枠だと思っていたところ、『北の国から』(フジテレビ系)の杉田(成道)監督に、『(この枠で)新しいドラマを作ってみないか』と言われました。そこで自分としては『ランチの女王』以来となる、『家族』と『食』のドラマに取り組むことにしました。ハンサムがいっぱい、なドラマです」と語っている。

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