旅人へひとこと
あれ!見たことある!?かもしれない絶景を楽しみ、更に美味しい魚料理を味わう欲張り車旅をご紹介します。
今回のスタートはこちら。
館山駅の目の前、北条海岸から出発します。
そう、ここは以前ご紹介させていただいた『とまや食堂』さんの目の前にある駐車場で、無料で車を駐めることができます。
鏡ヶ浦と呼ばれる穏やかな館山湾のチャプチャプとした波打ち際でぽーっとするのも良いですが、
今回はもっとディープなエリアに進んでいきますよ!
この海沿いの道をひたすら南に走り、『房総フラワーライン』に乗ってしまえば後は道なりにずーっと進んで行くだけ!というとてもわかりやすいルートです。
■『とまや食堂』を紹介している記事
千葉名物「なめろう」やトロトロの「まぐろ丼」を堪能!北条海岸~館山城を巡る旅
https://gohantabi.jp/article/17505
わかりやすいルートでありながらこの『房総フラワーライン』の魅力満点!
なんといっても海を横目に房総半島の先端をぐるっと周遊できる素敵なルート。
生活道路でもあるので制限速度は40km/hですが、道幅は安定していて信号が少なく、適度に右へ左へとワインディングしている道なのでとにかくのんびり走っても十分楽しい道なのです。
道中にぱっと視界が開けた所を通り抜ける『波左間海水浴場』は海がキレイで私も幼い頃に連れて行ってもらい、海水浴しながら魚が見れたりしました。
さてその『房総フラワーライン』のドライブを楽しんでいると突然見通しがよくなる場所が出てきます。
そこを右に曲がると…今回のご紹介したい絶景ビューに突入します。
ドラマやCMのロケ地としても有名!絶景ビュー&ロードを走る!
いかがでしょうか!この絶景ビュー!!
何か期待に胸が膨らむような、どこまでも続く道。
それでいて吸い込まれていきそうな空と海。
自然の偉大さに畏怖すら覚える開けた道…。ほほぉっと息がこぼれます。
あれ?見覚えある…と思った方はさすがです。
絶景すぎるので車関係のCMだったり、ドラマのロケ地として活躍しています。
これがまた、適度に曲がりアップダウンしている道なので見る場所によってそれぞれいい味だしてるんですね。
この道の先に、お目当てのお店はあります。
行列必至の人気店!『漁港食堂 だいぼ』さんの裏技教えます。
この『漁港食堂 だいぼ』さん。絶景ロケーションも相まって超人気店で予約も出来ないのでまず並ぶこと間違いないです。
しかし、混雑嫌いな私、佐藤社長はスムーズに入店できる裏技を知っています。
ここで皆さんにこっそり教えちゃいます。
土日祝日は8時から10時まで朝定食をいただくことが出来ます。
メニューは異なりますがこの時間に絶景ロケーションでお食事をいただくという選択肢が1つ。
もう一つは10時から11時の間は営業時間外なのですが、この時間に入り口のボードに名前を書いて順番待ちすることができます。
つまり、10時ちょい過ぎに訪問して名前を書いておけばスムーズに席につくことができるのです。
この方法で今回は2番めに席を取ることができました。(それでも2番目笑)
もちろん、開店までの11時まで少し時間がありますので、目の前の海を眺めたり、絶景写真撮影を楽しんだり、自然を満喫しましょう!
軽く磯遊びをしてる方もいました。
常夏房総の“アロハ”な観光施設までドライブ!
せっかくなので、待ち時間をあっという間に過ごせる、近所のおすすめスポットをご案内しましょう
更に南に進むと10分弱のところに
『道の駅南房パラダイス・アロハガーデンたてやま』という道の駅と立派な観光施設があります。
ここは駐車場が広く、無料で駐車できます。
この観光施設でのんびり過ごすのももちろんおすすめですし、ちょいとお土産を買うなどもおすすめです。
もともとは南房パラダイスとして1つの施設だったのですが、閉園の後『アロハガーデンたてやま』として生まれ変わり、無料で使える施設は道の駅として残ったようですね。
ナンパラナンパラと私のおばあさんがよく言っていたのを幼心にも覚えています。
動植物園や温室もあり、寒くてもアロハな気分になれる素敵な施設なのでこちらもぜひご利用ください!
さてお土産を買って『だいぼ』に戻ります。
恐ろしいぐらい混雑していますが、さくっと名前を呼んでいただき、お席に付きます。
お腹いっぱい食べられる!地魚も使った定置網直送お刺身定食
さてやってきました。こちらのお刺身定食。
立派な舟盛りですね!
定置網漁でとれたお魚を直送し新鮮な状態でいただくことができます。
ブリやマグロといったメジャーなお魚から秋が旬のムツやカマスといった地魚のお刺身が美味しく頂けます。
特に地魚の旨さは絶品でここに来たなら食べなきゃもったいない!というレベル。
カマスの炙り加減が絶妙で香ばしい香りが口の中に広がり食欲を刺激します。
あじのたたきは、ねぎや生姜など薬味がベストマッチ!ごはんが進みます。
千葉は伊勢海老…ではなく房州海老だったり、キンメダイだったり、とにかく他の名産と言われる海産物もよく取れる魅力溢れた食の宝庫なんですね。
お腹いっぱい!お母ちゃんありがとう!
魅力の1つには「お母ちゃんセット」と名付けられた食べ放題がほとんどのメニューに無料でついてくることです。ご飯、味噌汁はもちろんのこと、サラダ、おしんこ、そして日替わりおかずがおかわり自由の食べ放題!これはたまりませんよね。
この日のおかずは、煮魚や卵料理、切り干し大根やひじきなど素朴さもありつつ温かみを感じることのできるメニューでした。
まるで田舎の漁師町に帰ってきたかの気分になります。思わずお母ちゃんありがとう!と言いたくなっちゃいます。
なるほど、これはお腹いっぱい。食いしん坊の胃袋もがっつりつかんで大満足な定食ですね。
「定置網丼」ならしめにお茶漬けスタイルでサラサラ頂けます。
2大、人気メニューのもう一つ、「定置網丼」です。乗っているお刺身に差はあまりありませんが、こちらの魅力はなんと言っても、シメにお茶漬けスタイルで頂けるということ。
通常の丼スタイルでお好みの量を食べたら、残りは、あられとアツアツの出汁をぶっかけていきます。
そう、真鶴や伊豆・熱海でも有名な、まご茶漬けスタイルですね。お腹も温まりますし、2度楽しめるので嬉しいですよね。
アツアツの出汁はそれだけ飲んでも美味しかったです。
漁港食堂 だいぼ
〒294-0314 千葉県館山市伊戸963−1
絶景ビューその2!房総半島最南端の灯台『野島崎灯台』に向かう。
さて、更に車を走らせてドライブを楽しみましょう。
海沿いをしばらく走ると「房総フラワーライン」と「国道410号線」が分岐する場所があります。
普通に走っていると「房総フラワーライン」にそのまま流れていくのですが、ここは右折して国道410号線のほうを選びます。
こちらは海沿いを走っている感を満喫できますのでおすすめなんです。
次の目的地は位置関係で言えばあの真っ赤な千葉を代表するキャラクターの足の真裏ぐらいでしょうか。
そう、目指すは房総半島最南端の灯台『野島崎灯台』です。
最南端だけあって東も西もよく抜けていて、朝日から夕日まで存分に楽しむことができます。
灯台に登って景色を眺めることもできます。風が強い日は帽子や手荷物が飛ばないように注意しましょう。
素晴らしいですね。大海原を眺めると地球の息吹を感じることができます。この先にはひたすら海しか無い!そう考えると我々が生活することができる大地のありがたみを感じます。
野島崎灯台周辺も、THE 観光地といった趣で魅力満点です。無料駐車場もあるので車を駐めて散策をするといろいろな発見にめぐりあいとても楽しい時間を過ごせると思います。
館山~南房総は一日では足りないぐらい魅力的なスポットがたくさんあります。
時間と胃袋とマネーが無限にあったら…なんて夢見たりもしますが、宿泊施設も豊富なので、ここで一泊して翌日もう少し楽しんでから渋滞をさけて帰る。なんてプランもおすすめです。
野島埼灯台
〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜630
帰り道は、山道ドライブ!大地のエネルギーを感じるスポットにも立ち寄ろう。
帰り道におすすめなのは「安房グリーンライン」という山道を走るキレイな道路です。
「房総フラワーライン」と「安房グリーンライン」は『野島崎灯台』がある白浜で接続されていますので、この道を走ると、さっきまでのオーシャンビューはどこへやら?と、突如として山道峠道ドライブに突入します。
いや~千葉って海も山も楽しめるドライブルートがあって良いですよね。
さてこの「安房グリーンライン」、白浜方面から入ると最初に安房白浜トンネルという長いトンネルがお出迎えしてくれます。
そのトンネルを抜けた先には駐車場があり、そこに車を駐めると「大規模海底地すべり構造」という道路工事の際に発見された貴重な地層を見ることができます。
ざっくり説明すると
大昔に海底で起こった地すべりにより、地層が崩壊しぐちゃぐちゃになったものが、隆起して地上に現れ悠久の時を経て、見ることができる貴重なスポットです。
普通の地層ならミルフィーユのようにきれいな層になっていますが、明らかに乱れて上下入り組んでいます。
案内板の解説もとてもわかりやすく、過去に隆起した土地、これから隆起する土地など書かれていて、常にプレートが押し寄せていて、地震が起きているのだなと想起される内容でした。
『野島崎灯台』で感じた大地の息吹を、地球が生きていることをここでも感じることができます。
そして大自然のパワーと恐ろしさ。過去にあったことはこれからも起きる可能性があると考えて大地震など災害に対する備えとして考える良いきっかけにもなるのではないかと思います。
せっかくきれいな道ですが暴走防止のため、カーブなど速度抑制になる処理がされています。
速度を守って安全運転しましょうね!
いかがでしたでしょうか?
今回は館山~南房総を中心に走って楽しい至高のドライブルートと、食べて満腹な海鮮料理についてご紹介させていただきました!
安全運転で楽しんでくださいね!
■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!
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大規模海底地すべり構造
〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜
*この記事は2021年11月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:佐藤社長