千屋牛の調教技術を継承 高校生や若手農家ら約70人が講習 岡山・新見市

岡山県新見市で高校生らに千屋牛の調教技術を伝える講習会が開かれました。

新見市和牛改良組合が開いたもので、市内の高校生や若手の農家ら約70人が参加しました。

千屋牛は、農業の機械化が進むまでは田んぼや畑を耕す「役牛」として飼育されていました。

講習会は、農家の高齢化が進む中、調教技術を若い人たちに継承するのが狙いで3年前から毎年行っています。

参加者は千屋牛の鼻にくくりつけた綱に振動を伝えることで、動きを指示する方法などを学んでいました。

また、講師を務めたベテランの和牛農家は「調教は毎日の繰り返しが大切」だとアドバイスしていました。

(参加した生徒は―)
「学校でする調教とはまた違っていて勉強になった」

(新見市和牛改良組合/江田英明 組合長)
「先人たちが長年かかって築いてきた技術を次の世代にぜひともつなげたい」

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