【九州場所】境川担当部長「半分のお客さんでもやったかいがあった」 

境川親方(東スポWeb)

大相撲九州場所9日目(22日、福岡国際センター)、日本相撲協会の境川九州場所担当部長(59=元小結両国)が電話取材に応じた。

2年ぶりの開催となった同場所は、観客数を50%以内の上限約3700人で実施するなど、万全の新型コロナウイルス感染対策を期して行われている。

境川担当部長はここまでの会場運営を振り返り「お客さんにも楽しんでもらっているようだ。昨年なかったので(上限が)半分のお客さんでもやったかいがあった。感染対策など受け入れる側としては万全の態勢を取っている。7日目(20日)に専門家の方もお見えになりお墨付きをもらった。指示通りに気を使ってやっているんで」と語った。

一方で連日にわたり熱戦を繰り広げている土俵上は、後半戦を迎え徐々に佳境に突入する中「横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)は下馬評通りいい相撲を取っている。大関貴景勝(常盤山)もラッキーがないと優勝に絡めないので昨日(8日目の小結逸ノ城に反則勝ち)も内容はともかく白星は大きかったのでは。関脇御嶽海(出羽海)も元気だし、みんながこのまま好調を維持しながら終盤まで入ってほしい。力士にはいい相撲で来年につながるような熱戦を期待したい」と賜杯争いなどが盛り上がることを熱望していた。

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