木下富美子都議が緊急会見で進退言及か 小池都知事〝復帰〟で劇的展開のナゼ

左から小池都知事、木下都議(東スポWeb)

木下富美子都議が22日午後6時から、都庁で記者会見を行うことが明らかになった。

木下都議は東京都議選の期間中に無免許で当て逃げ事故を起こし、書類送検。東京地検は19日、5月~7月にかけて7回無免許運転をしたとして道交法違反の罪で在宅起訴した。当て逃げ事故を起こしたとする自動車運転処罰違反(過失傷害)の容疑に関しては起訴猶予、道交法違反(事故不申告)の容疑は嫌疑不十分の不起訴とした。

同都議をめぐっては、都議会で2度にわたって辞職勧告が決議されている。

今月9日に登庁し、約4か月ぶりに公の場に姿を見せたものの、議員辞職しない意向を表明。18日の議会運営委員会に出席するよう都議会から求められていたが、再度の体調悪化を理由に欠席していた。

そんな木下都議が〝緊急会見〟とはタダごとではない。都政関係者は「このタイミングなのだから、進退に関することではないか」という。

くしくも小池百合子都知事は前日21日に約4週間ぶりに公の場に姿を見せたばかり。木下氏について聞かれ「2度も議会から辞職という決議が行われているということ。そして日々都民の皆様方からも苦情が都にも寄せられている。さらには都政の停滞が懸念されている」と苦言。進退について「(状況を)理解できない人ではないと私は考えておりますし、自らが出処進退を正していくことについて、彼女自身が決することを私は確信しているところでございます」と述べた。

ネット上では「小池都知事が引導を渡したのか」「それでも製造者責任は小池さん」「もっと早く対応して欲しかった」などの声が上がっている。

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