波瑠×林遣都で「愛しい嘘~優しい闇~」がドラマ化。「刺激的な冬を過ごしていただけるかと思います」

波瑠が、テレビ朝日系で1月にスタートする連続ドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」(金曜午後11:15、開始日未定)で主演を務め、先の読めない本格ラブサスペンスとなる本作で、林遣都と共演することが分かった。

ドラマは、漫画家・愛本みずほ氏の「愛しい噓 優しい闇」が原作。中学卒業から14年経ったある日、不意に開催された同窓会をきっかけに、出席した仲良し6人組のメンバーが次々と亡くなる事件が発生する。とめどないうその上塗りと、ヒリヒリとした愛憎劇が入り乱れる予測不可能な展開に。ドラマ版では、オリジナルのストーリーも用意されており、原作とはまた一味違う衝撃の物語を紡ぎながら、視聴者をどこまでも翻弄(ほんろう)する。

波瑠が演じる主人公・今井望緒は、29歳の漫画アシスタント。3年前にデビューするも鳴かず飛ばずだった中、温めていたアイデアを後輩に盗まれてしまい、漫画家の道を諦めかけていたところ、同窓会の知らせが届き、地元・甲府へと帰郷。するとそこで、中学時代に淡い恋心を抱いていた初恋の人・雨宮秀一と再会する。

その秀一に扮(ふん)するのが林。秀一は、文武両道で中学時代から女子生徒の憧れの的だったイケメン男子だ。現在は東京でIT企業の社長を務めており、母校が廃校になることを知り、同窓会を企画する。

波瑠は主演を務めるにあたり、「今回は私もあまり経験のないラブサスペンス作品。しかも、原作漫画のファンの方もたくさんいらっしゃるので、世界観を壊さないように演じなければ…と緊張しています」と語る一方、「ドラマ版の脚本にはオリジナル要素もありますし、『私たちが演じることで人間味などをどれだけ出せるかな? 挑戦したくなるような脚本だな』と、今から撮影が楽しみでもあります」と意気込む。

一方、林は、波瑠と映画「ちーちゃんは悠久の向こう」(2008年)で初共演を果たし、その後も、16年に「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジテレビ系)や映画「コーヒーが冷めないうちに」(18年)で共演しており、「15年前、波瑠さんと一緒に撮影した映画の1シーンは、今も鮮明に覚えています」と語り、「お芝居をする上で自分がどんなアプローチをしてもきっと波瑠さんならすべて受け止めてくださるという信頼と安心感があるので、伸び伸びと雨宮を演じられたらなと思います」と全幅の信頼を寄せている。

自身の役柄について波瑠は、「性格的にもずっと揺れている上に、事件にも翻弄される人間。彼女の不安やおびえは、視聴者の皆さんの視点に一番近いと思います。皆さんがサスペンスにのめり込めるよう、翻弄される主人公の揺れ動きを丁寧に演じたいです。とか言って、私が犯人だったりして(笑)。実は、私もまだ結末を知らないんです。なので、登場人物のようにドキドキしながら先を待つことになると思います」とコメント。

林もまた「先の読めない展開にとてもワクワクし、雨宮という役には武者震いを覚えました。やりがいしかなく、この役を今の自分に託してくださったことに心から感謝しています。丑尾(健太郎)さんの脚本は一人一人の人物が色濃く描かれていて、一切の隙がなく、原作同様、手に取ると止まらなくなる内容でした。大変難しい役どころですが、脚本を信じて演じていけたらなと思います」と力を込めた。

さらに、波瑠は「放送は冬ということで、皆さんはあったかい部屋でほっこり、ぬくぬくと過ごしてらっしゃると思います。そんな皆さんに、ハラハラ、ヒリヒリ、ジリジリするようなドラマをお届けしたい! このドラマをご覧いただければ、ものすごいドキドキ感のある刺激的な冬を過ごしていただけるかと思います(笑)」を視聴者に向けてメッセージを寄せた。

今回のドラマ化発表に際し、原作者の愛本氏は「ドラマ化のお話を聞いた時は、原作がそれほど進んでないこともあって『ほんまかいな?』と思いましたが、波瑠さんと林遣都さんが演じてくださると聞いてテンションがダダ上がりしました。原作にはない要素も盛り込まれるそうで、私の描いたキャラたちがどんなふうに動きだすのか、一視聴者としてもとても楽しみにしております。たくさんの方に楽しんでいただけますように!」と声を弾ませている。

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