オカルト番組「学級怪」上映会が開催。田中俊行、早瀬康広、深津さくら、吉田悠軌が集結

トイレの花子さんや動く人体模型、表情が変わる肖像画など、どこの学校にもあった“学校の怪談”をモチーフにしたオカルト番組「学級怪~ぼくらは、あの時からずっと“怪”に囚われている~」が、ファミリー劇場CLUB(https://club.fami-geki.com/)で配信中だ。

出演は、呪われた人形などいわくつきの品々を蒐集(しゅうしゅう)する“オカルトコレクター”の田中俊行氏、テレビ番組の構成作家でありオカルトユニット・都市ボーイズとしても活躍する早瀬康広氏、女性怪談師として「セブンルール」(フジテレビほか)に取り上げられた深津さくら氏、数々の著作物があり、テレビ番組にも出演する吉田悠軌氏という、オカルトやホラーが好きな人々の間で高い人気を集める4人。そんな彼らが実際の廃校を舞台に、「警察学校にまつわる不気味な現象」や「事故の予兆として現れるもの」、「みんなの記憶から消えたクラスメート」など、それぞれが取材した奇怪な話を語る。

本作は、4人が樹海で怪談を語った「樹怪談」のシリーズ第2弾だが、今回は怪談を語るだけではなく「シン・学校の怪談」というショートムービーにも挑戦。高校生になった4人がかつて通っていた小学校に集まり、当時を振り返るという奇抜な設定の下、ぎこちなくもほほ笑ましい演技を披露している。

11月19日には東京・池袋HUMAXシネマズで本作の上映会が開催され、4人が舞台あいさつに登壇。会場につめかけたファンを前に、田中氏は「映画館の大画面で自分を見て、『俺はイケてる』と思った」とご満悦。自分の演技は“大根”と謙遜する早瀬氏は「撮影中はみんなに迷惑をかけないようにと必死でした。映画が大好きなので、映画に出ている自分の姿を見て感動しました」。一方、深津氏は「29歳にしてセーラー服を着ることになり、とんでもない黒歴史を作ってしまったと不安だった」と戸惑いながらも、「今日、皆さんが本作を温かく受け入れてくれて、よかったです」とホッとした様子。吉田氏も「本来、スマートフォンやパソコンで見るために作られたこの作品を、みんなで集まって大画面で見るなんて黒ミサみたいなものですが、希有な体験になったのでは」と上映会にこぎつけたことを喜んでいた。

怪談作品の撮影現場では奇妙なことが起こるといわれているが、それは本作も同じ。「ロケ地に向かうバスのタイヤがパンクして、出発が遅れてしまったけど、実は『樹怪談』の撮影に行く時も、車関連のトラブルがありましたよね」と吉田氏。深津氏にはさらに驚くようなことが起きていたそうで、「撮影中に急に目が痛くなり、ホテルの部屋に帰って鏡を見たら目の中に毛が入っていました。まつげだと思って取ってみたら、40~50cmくらいある髪の毛だったんですよ。私の髪はそんなに長くないし、撮影で田中さんと吉田さんが髪の長い女性のことを話していたので、何か関係があるのかな…」と怪談にふさわしいエピソードが明かされた。

また、田中氏からは「視聴者さんから見ると、この4人の雰囲気がいいらしいです。なので、僕はまだまだ、4人で企画を続けていくつもりです。皆さん、今度はどこに行きたいですか?」と新たな展開を期待させる発言が。それを受け「ドラマの『ADブギ』(1991年/TBS系)みたいに、番組制作会社を舞台にしてみたいですね」と早瀬氏。深津氏は「無人島はどうですか? サバイバルして怪談を語るのは?」、吉田氏は「『あいのり』(99~2009年/フジテレビ系)みたいなのもいいですね。ちょっと恋愛要素も入れるとか?」、田中氏は「僕は隅田川の近くに住んでいるので、『ロングバケーション』(96年/フジテレビ系)をやりたいです! ピアノの怪談を話しますよ」と、それぞれの希望を語っていた。

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