宮古島の北側で軽石漂着確認 市、防止ネット設置

 【宮古島】小笠原諸島の海底火山噴火の影響で大量の軽石が県内に漂着している問題で22日、宮古島の北側海岸にも少量の軽石が漂着した。宮古島市平良の高野漁港に打ち寄せられた軽石が帯状に残されているのを確認した。

 宮古島には19~20日に掛けて、島の東側に当たる浦底漁港や保良漁港で軽石が流れ着いていた。いずれの港も漂着した軽石は少量で、船の航行などにも影響はない。宮古島漁業協同組合の栗山弘嗣組合長は「今のところ被害は出ていないが、今後どうなるか。警戒を続ける」と語った。

 市は22日までに、高野漁港から約10キロ北西に位置する島尻漁港に漁業者の協力を得て防止ネットを設置した。

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