横浜市内の小中学生を対象としたゲーム障害やネット依存に関する実態調査で、自分の時間をコントロールできないなど「ゲーム依存傾向」にある児童生徒の割合が全体の8.9%、「ネット依存傾向」にある児童生徒の割合が9.4%に上っていることが22日までに分かった。市教育委員会は近くプロジェクトチームを立ち上げ、対策を検討するとしている。
調査は市学校保健審議会ゲーム障害に関する部会が、昨年10月に市立小学校の4~6年生と市立中学校の1~3年生計1万3245人を対象に実施。全体の31.4%に当たる4164人から回答を得て分析し、報告書を市教委に提出した。
調査では、「ゲームをしている時のことばかり考えていた時期があったか」などとオンラインを含めたゲームの使用状況を質問。全体の8.9%がゲーム依存傾向を示し、女子よりも男子の方がより割合が高い傾向が見られた。最も割合が高かったのは小学4年生の男子で、2番目は小学5年生の男子だった。
また、「インターネットに夢中になっていると感じるか」などとネットの使用状況についても質問。全体の9.4%にネット依存傾向が見られ、最も割合が高かったのは男子も女子も中学2年生だった。