大きな駅です【木造駅舎コレクション】015

※2021年4月撮影

トップ画像は、JR九州日豊本線杵築駅に進入する特急ソニック。久しぶりに883系電車を見ました。水戸岡鋭治さんのデザインは、四半世紀を経てもなお新鮮かつエキセントリックです。

前回に引き続き杵築駅を見て回ります。改札口の横に古いタイプの駅名標と観光幟(ノボリ)。

※2021年4月撮影

構内跨線橋で下りホームに渡ります。跨線橋から木造駅舎が見えました。屋根瓦が美しい。奥に大分空港道路の高架橋が見えます。

※2021年4月撮影

こちらは鹿児島駅方面。杵築市街はこちらを真っ直ぐ進む方向です。廃止された大分交通国東線がどの様に延びていたのか想像しました。見難いですが、杵築駅から下り側日豊本線は単線になります。

※2021年4月撮影

下り島式ホームに来ました。跨線橋には1991年(平成3年)に開園したサンリオキャラクターパークハーモニーランドの装飾があります。東京多摩センターのサンリオピューロランドの姉妹施設。杵築駅からはバスでアクセスします。全く「サンリオ・ハーモニーランド」という存在を知らなかったので最初にキティーちゃんを見た瞬間は「何でここにいるの?」と不思議でした。

下りホームから駅舎。

※2021年4月撮影

ホーム側駅舎正面。上屋が右の部分から高さが異なっているのは何故?

※2021年4月撮影

下りホーム小倉駅側、上屋が無くなったホームにキロポストがあります。98.5kmは小倉駅からの距離でしょうか。

※2021年4月撮影

この位置から上りホームと木造駅舎。武家屋敷風の塀があります。

※2021年4月撮影

さらに小倉駅側に行くと不思議な石塔が建っています。手前側には梵字で「東」と刻んである様です。

※2021年4月撮影

こちらは梵字の「南」の様です。上部は相輪、蓮の模様もあります。石塔の周囲が正方形に舗装されていない様にも見えました。謎です。

※2021年4月撮影

駅名標。杵築城が描かれています。

※2021年4月撮影

杵築駅は、1911年(明治44年)開業。1987年(昭和62年)にJR九州へ継承されます。2016年(平成28年)杵築駅のバリアフリー化が完了。

上り1番のりばに戻ってきました。緋毛氈のベンチが小京都杵築を表現している様です。

※2021年4月撮影

では、次の駅に向かいます。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

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