【WWE】ビッグEが窃盗犯相手に王座防衛もロリンズ、オーエンズと三つどもえ抗争が激化

王座防衛後にビッグE(右)はセス・ロリンズ(左)とケビン・オーエンズを襲撃(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【ニューヨーク州ブルックリン22日(日本時間23日)発】WWE・ロウ大会でWWE王者ビッグE(35)が王座防衛に成功するも、三つどもえの抗争が激化した。

この日は盗んだ〝クレオパトラの卵〟を返却したことで、なぜか王座挑戦が認められた若手のオースティン・セオリーとメインで防衛戦。王座を狙うセス・ロリンズが解説席で観戦する中、試合途中には突如、これまたWWE王座奪取をもくろむケビン・オーエンズもステージに姿を現した。

ビッグEは得意のベリー・トゥ・ベリー、ダイビングボディープレスでセオリーを攻め込んだが、ビッグエンディングをかわされてコーナーポストに叩きつけられた。さらにドロップキックをくらったが、王者の貫禄でペースを譲らず、場外ではロリンズとオーエンズを威嚇した。

だが、リングに戻る際にロリンズがビッグEの左脚めがけてヒジ打ち。もん絶する王者はセオリーの変型ネックブリーカーを浴びて大の字となった。ここで再びロリンズが介入しようとするが、オーエンズに挑発されて一触即発に。セオリーがこれに気をとられると、ビッグEが若き挑戦者の隙を逃さす豪快なビッグエンディングを決めてベルトを守った。

試合後には場外でモメるロリンズとオーエンズを襲撃。さらにロリンズを実況席に投げつけてから、リング内でビッグエンディングを叩き込んだ。花道を逃げ去ったオーエンズとは挑発合戦を展開。WWE王座をめぐる三つどもえの抗争がますます過熱しそうだ。

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