【九州場所】照ノ富士が優勝争いで単独トップに 2場所連続6度目Vへ死角なし

全勝を守った照ノ富士(東スポWeb)

一人横綱が〝定位置〟に立った。大相撲九州場所10日目(23日、福岡国際センター)、横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が元横綱朝青龍の甥の幕内豊昇龍(22=立浪)を退けて初日から10連勝。大関貴景勝(25=常盤山)が敗れたため、優勝争いで単独トップとなった。

立ち合い直後、豊昇龍にもろ差しを許しても慌てない。構わず両腕で抱えながら前へ出ると、相手に何もさせずにきめ出した。取組後は「落ち着いて取れたので良かったと思います。体が動いてくれている」と貫禄を漂わせた。

中盤戦の10日目までを終えて、幕内で唯一の全勝をキープ。優勝争いの大本命が、このまま独走態勢に入りそうな雲行きになってきた。

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